初日の出と桜島。photo by 友人 あたしは除夜の鐘撞きイベントからの新年会で初日の出どころじゃありませんでした…(笑)。

初日の出と桜島。photo by 友人
あたしは除夜の鐘撞きイベントからの新年会で初日の出どころじゃありませんでした(笑)。

桜島の噴火、爆発回数0回!!!

 
 
新年あけましておめでとうございます!!
去年はPIGGY BANKSが本格的に活動開始もありいろんなところにライヴしに行けていろんな人にも会えて充実の1年でした!!
 
 
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個人的なテーマだった、鹿児島から通いながら活動する、家庭&子育てと音楽の両立、ってのも家族やメンバーにたくさん迷惑をかけながら、支えてもらいながらですが、形ができてきたように思います。
限界も何となくわかったし、だからこそやれることも見えたし。
理解してくれているメンバーやスタッフの皆さん、そして応援してくれる家族。
改めてありがとう!!
そして今年もよろしくお願いします〜!!!
 
今年はPIGGY BANKSは絶賛レコーディング中で春にはいよいよアルバムリリースだし、トーキョーキラーもおもしろいことしたいなぁと思っているし、さらに忙しくなりそうな予感満載なのでもっと効率よく動いてBENBENして行きたいな〜と思いますYO!!!
 
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そしてこの続・さくらじまBENBEN日記、2016年も続投決定〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
やっほーーーーい!!!
アリガトゴザイマスアリガトゴザイマス!!!
コトシモヨロシクネ〜〜〜
 
 

◇◇◇今月の「さつまの小踊り」◆◆◆

 
今月は勝手に新春企画でさつまの小踊り拡大版でいきたいと思います!!
先月開催告知をしましたが、1月10日に「YES FUTURE! 2016」を立ち上げる鹿児島のバンド、人性補欠の桑原田健史くん(Vo)とBACKSKiDの富田史門くん(Vo / G)、インタビュアーには鹿児島の音楽シーンや街を盛り上げるべく5年前に帰省し、2年前に鹿児島で「WALK INN ROCK FES!!」という野外フェスを立ち上げ、「YES FUTURE!2016」もサポートするWALK INN STUDIOのおじさんを招いてみんなで対談してみました〜!
 

左からWALK INN STUDIOのおじさん、BACKSKiD・富田史門、akko、人性補欠・桑原田健史

左からWALK INN STUDIOのおじさん、BACKSKiD・富田史門、akko、人性補欠・桑原田健史


 
WALK INN STUDIO(以下W)「じゃーとりあえずまずそれぞれのバンドの軽い紹介からいってみよかー」
 
akko「人性補欠はバンド歴何年なの?」
 
桑原田「8年です。結成して鹿児島でデモ音源とか作っててで、 SET YOU FREE(以下セッチュー)と出会って。いろんなとこにライヴしに行くようになって、セッチューのレーベルからCD出して」
 
W「その中でずっと鹿児島で活動し続けてるってゆうのはどんな理由?」
 
桑原田:最初に全国40カ所以上ツアー回ったときに、鹿児島からでも全然どこでも行ける!! って思ったことですね」
 
W「東京に出て行く他のバンドを見てどう思ってた?」
 
桑原田「とにかく東京に出てダメになってく仲間の話しをすごい聞いてたんで。バイトに明け暮れる日々とか。そんなんじゃ本末転倒だな、と思って。それなら鹿児島で活動した方がいいって思って」
    
W「なるほど。東京に出て行くデメリットや不安があって鹿児島での活動を選んだと。で、そっから8年経って初のアルバムを作って、今はどう?」
 
桑原田「この前全国ツアーしたんですけど、今回かなり思ったのは自分達の足でその土地の人に会いに行ったりその場所のことをより吸収できたり…。セッチューで回ってる時はそんなことしたことなかったんですけど、今回は自主のツアーだったんでメンバーみんなで手分けしてお世話になってるライヴハウスに挨拶しに行ったり話し聞いたり、鹿児島からも全然出来るって改めて思ったし、鹿児島にいるからこそそういう関わりがより一層濃く感じられるようになりましたね」
 
W「なるほどね〜。そんな人性補欠さんですが、BACKSKiDはどうなの?」
 
史門「僕は、島で生まれて高校で鹿児島きて、最初は大人に交じってバンドやってましたね。2つくらいやって、BACKSKiDは3つめです」
   
W「最初はさ、とりあえずバンドやりたいっていう少年だった訳で、でも来年全国リリースが決まって、その〈ただのバンドやりたい!〉ってのからの本腰というか、〈お!! 自分たちもやれるんじゃん!! やっていいんだ本気で!!〉って思えるようになった、その境目っていつぐらいなの?」
 
史門「あ、それは第1回目のWALK INN ROCK FES!!ですね」
 
akko「去年か」
 
W「めっちゃ最近じゃん!!」
 
史門「ほんとそこっすね。それまでBACKSKiDにバンド名に変える前は〈LITTLE BOY〉ってバンド名だったんですけど、そうゆう非常識な名前付けてやってるってことで満足してたけど、でもそうじゃなくてもっと世に出て行かなきゃって思ってバンド名をBACKSKiDにしたりとか、〈あ、やっていいんだ〉ってどんどん気持ちがシフトし出したのがWALK INN FES以降ですね。まだ1年半くらい」
 
W「その1年半の中で、鹿児島から全国にライヴしに行ってる人性補欠の活動ももちろん知ってて、で自分たちも全国流通が決まって、発信する場所ってのはどういう風に考えてた?」
 
史門「僕、島生まれなんで、まず鹿児島に来てスタジオに入ったときすごい感動したんですよ。〈わ! こんなでっかいアンプある!!〉とかマイクの音が……」
 
W「すぐ出る(笑)!!」
 
全員「あはははー!」
 
史門「そうそう!! 〈ドラムセットがちゃんとある!!〉とか(笑)。そういう飢えてる子達って与えられた時のパワーがすごいと思うんですよ。今の時代とか、当たり前になんでもある東京という場所よりかは地元にいて自分達が持っている貪欲さを忘れたくないっていうか、今東京に行ってしまったことで満足してしまったり、それこそバイトに明け暮れて東京にいるっていう自分に満足してしまうというのが僕らはイヤで。自分たちのルーツを忘れてしまうんじゃないかというのが怖いですね」
 
akko「うんうん」
 
史門「鹿児島からも触れることはできるじゃないですか。東京も何回も行ってるけど、その距離を越えた分、人に会いに行くことの意味もわかるようになったし、鹿児島でもより深く話せることが増えてきてるし。その距離を僕らは大事にしたいから敢えて鹿児島での活動を選んでるし、そういう貪欲な子がもっともっと鹿児島からでれば、この土地も盛り上がるなって」
 
W「これからだよね。来年イレブンサーティエイトからリリースして全国ツアーやって、そこでようやく人性補欠が見て来たものを同じように話せるだろうし、お互い渡せるものもあるだろうし。そのときにどういう考えになっているかってのがまた楽しみだよね。そういう2つのバンドを前にやっと出番です(笑)。おばちゃんはどうなの(笑)?」
 
akko「おばちゃん…だな(笑)!」
 
W「バンド始めた時はどうだったの?」
 
akko「GO!GO!7188は元々YAMAHAがやってたTEEN’s MUSIC FESTIVALに出たいってだけのために作ったバンドで、あたしは音楽でご飯を食べたいなんて全然思ってなかったよね〜。でもギターヴォーカルのゆうちゃんはミュージシャンになるのがずっと夢で。ゆうちゃんの強い言葉に背中を押されて東京に行くことを決めたかんじ」
 
W「でまたデビューが早かったじゃん。19歳で東京に来ませんかって言われて。99年とかだけどさ、その当時はいない訳じゃん、そんな活動してるバンドが鹿児島に」
 
akko「ていうか選択肢がなかったよね。地元に住みながらメジャーで活動してくって流れは全国的にもなかったんじゃないかな。ちょうどインディーズシーンも盛り上がってきてAIR JAMがあったり、KOGAとかBENTENレーベルとか盛り上がってたけど、でもみんなメジャーデビューするってなったら地方のバンドは東京行くのが当たり前だったよね。あたしも夢とか希望もありつつ、バンドを続けたいなら東京には行かざるを得ないって感覚もあった。で、デビューしたら自分たちが思ってるよりも売れてしまったので、いやいやあたしこんなでかいことできるような人間じゃないし……ってとにかく自信がないから常に足下グラグラしてて(苦笑)。リリースもライヴもプロモーションもすごい数だったから自分のバンドに自分が追いつけなくなってしまって、3枚目のアルバム出した後にちょっとこれ以上無理です…ってなって。で、ソロ活動とかやらせてもらいました。だから鹿児島に住みながら活動できるなんてほんっっっとにうらやましい!!! 自分のルーツや今のこの感覚を忘れそうなのが怖いってのもすごいわかるし。あたしがそうだったから」
 
桑原田&史門「なるほどね〜え」
 
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W「時代は違うけどいろいろあって今鹿児島で活動してるそれぞれがいて、で今回鹿児島在住の人性補欠とBACKSKiDが共同でフェスをやるってことで。まずね、2つのバンドが共同企画でフェスってのがいいよね。1バンドがやるってのはあるけど、2バンドってのは全国的に見てもない。ジャンルの違う2バンドがなぜこれをやることになったのか、で、その先に何を見てるの?」
 
akko「鹿児島ではバンド主体のフェスは今までなかったよね。まずフェスをやろうってなったきっかけは何だったの?」
 
桑原田「きっかけは…何だったけ(笑)?」
 
史門「ささいな会話でしたよね。やっと人性補欠とBACKSKiDが同じ土俵で話しできるようになったね〜ってことから始まって、飲みに行った帰りにまず2マンをやろうって話しになって」
 
桑原田「そうそう! 2マンからだね」
    
史門「で、年に1度鹿児島を引っ張って行けるようなイベントを作って行こうって話しになって。いろんな土地で出会った仲間を呼んで、鹿児島の仲間も呼んで俺らがイベントやることでそれぞれ出会ってもらって…っていう〈祭〉をやりたいっていう」
 
桑原田「ほんと1バンドじゃ出来なかったことなんですよね。ちょうどBACKSKiDもこうゆう状況になって、お互い引っ張り合いながらケツ叩き合いながらってのがやっとできるな、と。不安だったんですよね、鹿児島で8年こういう活動してきたけど、結局自分たちだけじゃ何も出来ずだったし。でも2バンドで協力すればできる!! って思えたからやりたいと思って」
 
akko「地元にそうゆう仲間が増えたー!!! って感じだね。住みながら活動して行くことに改めて自信がついた感じ?」
 
史門「そうですね。やれる幅がすごい広がりますよね。ジャンルの違う俺らが地元で1つのことをやれる…ってことは…!? っていろいろ考えられるんですよね」
 
桑原田「毎年やってくフェスなんで、それこそBACKSKiDが3月にリリースがあって今まで以上にライヴたくさんやってってなると、こんなこと言うのも何なんですけど第2回目の方がすでに楽しみなんですよね(笑)。〈みんな何もって帰ってくるんだろう!? 俺らは何を見せてあげられるんだろう!?〉ってのがすごい楽しみ。第1回目はとにかくやってみようってのが大きいですね」
 
W「そうだよね。とりあえずやってみて、その上で考えてくっていう。続けていけば時代も変わってくし、人も変わるだろうし、どんどん内容も変化してくことがたくさんあると思うんだよね。漠然ととにかくやってみるっていうのがまずあるとは思うんだけど、その上でバンドとしてまず1回目やることで何をみせられたらいいなって思ってる? なんか自分たちの中で見えてるものがあれば教えて」
 
桑原田「まずは関わってくれる人達が第1歩をどう踏み出すか。チームでやってくんで、まず身近な人、隣にいる人からどんどん広がっていくはずだから、まずはその人達が〈よし、一緒にやってみよう〉って思えるようなものを見せたいというか、伝えたいですね」
 
史門「フェスで出会った鹿児島のバンドと県外から呼んでるゲストバンドがまた別の土地で一緒になったりしたらいいなぁとも思うし」
 
W「いいなぁと思うのは、県外のバンドもたくさん呼ぶけどそのバンド達にどうにかしてもらおうとか思ってないじゃん。あくまで地元に根付いてるバンドでどうにかしようとしてる。それが県外のバンドにとっても刺激になればいいよね。鹿児島こんなことやってるぜって。そうゆうプライドは持ってやっていって欲しいし、県外のバンドがこのフェスで何かを持ち帰ってくれたらいいなと思うしそれが毎年出来るんじゃないかって期待がある」
 
史門「回数を重ねるごとに客観的な目線をどんどん広げていけるようにしたいですね。凝り固まらずに」
 
W「東京中心に活動してる人から見てこうゆうのってどう見えるのかな? 魅力的に感じる?」
 
akko「感じると思うよ〜。でもあたしも完全に東京なわけじゃないから、地元に住みながら活動してることに興味があるからすごい魅力を感じるし、いろんなフェスにいってもそういうのがめっちゃ気になるようになってきたよね。〈誰がどんな風に考えてやってんだろ?〉って。でもさ、どこにいてもそういうことに興味ない人はないし。人それぞれだけど、あたしは住みながらだけど東京でやってることで繋げられるものもあると思うし。あ、あたしもまたバンド始めたんで、いつかYES FUTURE! に出られるように頑張るんでよろしくお願いしまーす(笑)!!」
 
W「じゃーそろそろ終わりなかんじですが、とりあえず第1回目、がんばりましょ〜〜〜」
 
桑原田&史門「はい! がんばります!!」
 
 
 
てなわけで初のインタビュー起こし…。
鹿児島のバンド男達の熱い気持ちが少しでも伝わってたらいいなぁ。
「YES FUTURE! 2016」は1月10日に開催。
来月はそのライヴレポです。
 
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では今月も最後まで読んでくれてありがとBENBEN。
ちなみにあたくし年女でござる。ウキッ。
 
 
YES FUTERE! http://jinpokid.wix.com/yesfuture
人性補欠 http://www.jinpoke.com
BACKSKiD http://backskid.jimdo.com
WALK INN STUDIO http://www.walkinnstudio.com/top.html
 
 


 
icon_akkoノマアキコ●トーキョーキラー / PIGGY BANKSのBENBEN担当。作詞提供もしたりしてます。ex.GO!GO!7188。