YUMECO RECORDSを愛する皆様、
大変ご無沙汰しております。
もう4年も前になりますが(!)以前、
「ホタバンのミュージックサンシャイン!」
というコラム連載しておりましたホタルライトヒルズバンド・リーダーの藤田リュウジです。
 
またここに帰ってこれてとってもハッピーな気分です。
「ただいま! YUMECO RECORDS!」
今回は特別に記事を掲載させていただくことになりました。
僕たちホタバン約2年ぶりとなる全国リリース、7月4日発売のニューシングル「エンディングノート」についてです。
 
 
IMG-5632
 
 
新体制となり初の音源、バンドにとっての「恩人」磯貝サイモンさんをプロデューサーに迎えていたり(サイモンさんが僕たちをオーディションで選出してくださりSUMMER SONIC 2015に出演した経緯があります)、MVには親交の深い俳優の小関裕太くんが出演してくれていたり、僕藤田も個人的に結婚を経て初めてソングライターとして書いた音楽人生においても重要なタイミングでのこの1曲。
 
全てがこの「エンディングノート」のためにつながった、またとないこの時に、YUMECO RECORDS上野三樹さんによるライナーノーツと、YUMECO RECORDSだけで読めるメンバーそれぞれのライナーノーツも載せて、今まで僕らをずっと応援してくださって来た方も、この作品ではじめてホタバンを知ってくれた方にも、改めて『ホタルライトヒルズバンドはこんなメッセージを歌うバンドなんです』ということがじっくりと伝わるようなスペシャルコラムを、5日間連続で掲載させていただきます。
 
まずは初回、スペシャルライナーノーツをお楽しみください。
次回からは私藤田によるドキュメントコラムを4回に分けて、お送りします!
 
 


 
 
日常にある生きた夢がポップに花開いたホタバンのネクスト・ステージ。
彼らのこんな歌を、ずっと待っていた!
 
2017年の11月、ホタルライトヒルズバンドは小野田尚史(Dr)、藤田リュウジ(Key・Gt・Vo)、小倉大輔(Ba)、徳田直之(Eg)による4人編成になった。
2011年の結成以降、ホタバンにとって男女のツインボーカルというスタイルは、ふたりで生み出すハーモニーのみならず、僕と君の対話であるという楽曲の精神性そのものであった。
ゆうかの脱退により、その基本構造が崩れようと、4人になった彼らは少しも立ち止まろうとはしなかった。その様子に私は、いい予感しか抱かなかった。ホタルライトヒルズバンドは生まれ変わろうとしている、と。
 
そして2018年の7月。今回到着したニューシングル「エンディングノート」が、まさにその答えだった。1曲目に収録された表題曲「エンディングノート」は〈終活〉をテーマに書かれたそうだが、一聴してわかる通り、何とも幸せな気持ちが音から声から満ち溢れている。
 
それもそのはず。この曲は藤田が結婚してから初めて書いた曲だというのだ。かけがえのない存在に出会ったからこそ、遺しておくべき言葉は何なのか。それをポップにドラマチックに綴った、とびきりのラブソングに仕上がった。しかしまあ、結婚という新しい人生の幕開けに、終わりを意識した曲を書くというのも、彼らしいと言えば、らしいな(笑)。
 
何より〈下手くそな愛のオーケストラ/心のホールにお客さんは君ひとり〉と歌えたことが感慨深い。そう、たったひとりでいいんだ。どこかの誰かではなく、たったひとりのあなたに向かって歌えることは、彼にとって、そしてホタバンにとって大切な強さになる。全てのたったひとりのリスナーに届ける力になる。
 
〈なんだよその拍手〉なんて、クスリと笑えるようなラブソングに仕上がったこと、そんなこの曲で新生ホタバンが産声を上げることが喜ばしい。ファンタジーを創造するのではなく日常の中にある生きた夢がポップに花開いたネクスト・ステージ。聴けば誰もが優しく温かい気持ちになれる。ホタバンのこんな歌を私はずっと待っていたような気がした。
 
そして2曲目に収録された「halation」がこれまたスケール感&疾走感のあるバンドサウンドで、雄叫びコーラスも熱気を煽り、男ばかりになったホタバンの骨太さが際立つ。以前は男女ボーカルの歌がメインだったので、小野田と小倉と徳田も、それを際立たせるプレイ(職人たちのなせる技です!)に徹している感じだったのが、良い意味で全員が遠慮なく音を鳴らしていて気持ちいい。ホタバンのこんな豪快とも言える音を私はずっと待っていたような気がした。
 
3曲目には「ビューティフル」のリアレンジバージョンを収録。ただの綺麗事なんかじゃない、僕はビューティフルじゃなくても、と歌える藤田の正直な歌詞の素晴らしさを感じ取ってもらえる1曲だ。
 
そして4曲目の「この夜をとめないで」が、何ともたまらない。藤田はバンドの男性ボーカリストとしてかなり美声ランキング上位だと思うけど、今作のプロデューサーでもある磯貝サイモン氏も負けじと美声。美声×美声の掛け合い、マイナスイオンか何か出てそうなほどの良い塩梅。まさに今作における予想もつかなかった大収穫といった感じ。プロデューサー自ら歌で参加してくれて、意外なところに見事に着地しているこの曲も聴きどころです!。
 
メンバーが映画『覆面系ノイズ』の演奏指導を担当したことで出会った俳優・小関裕太が「エンディングノート」のMVに参加しているなど、色んな繋がりが、とても良い形で実を結んでいる今のホタバン。出会いも別れも、これまでたくさんの出来事が積み重なった、今とこれからを祝福する今作の完成がとても眩しい。たとえ全てがビューティフルじゃなくても、ビューティフルを見つけ続ける日常こそが美しく輝くんだってことを、ちゃんと鳴らせるタフなバンドとして、ホタルライトヒルズバンドは生まれ変わったのだ。
 
ライター・上野三樹
 
 


 
 
■ホタバンメンバーによるシングルセルフライナーノーツ

 
01
 
 
1.エンディングノート
 
もしも明日この命が終わるとして、
最後の一言を君になんて書き残そう。
歌い出しのこの言葉からはじまった、バンド史上初となるラブソングです。
看護士の友人にお子さんが生まれ、御祝いに彼の家を訪ねた時のこと。
天使のように愛らしい息子さんを見ながら、
彼はぼくに”エンディングノート”の話をしてくれました。
命の期限が迫った患者さんとも向き合う彼の仕事現場で、夫婦の絆を確かめるように”遺言”を残し合うこともあるんだよと教えてくれた素敵なストーリー。
 
 
もしも明日この命が終わるとしたならば。
僕はどうだろう。
その夜、居ても立っても居られなくなって、自分なりのエンディングノートを綴りました。
プロデューサーサイモンさんにお聞かせして、一番最初からこの曲のパワーを信じたいと言ってくださった感動そのままに
もっともっと愛に溢れた
もっともっと宇宙の果てまで届くようなラブソングを目指そうと。
吉田翔平さんの素晴らしいストリングスが時空を切り裂くように響き、
バンドの演奏も今までで一番スケール大きく、
自分自身の歌も心から納得のいくテイクが録音出来ました。
この曲が、
届く人たちの心に
命を考える 命を想う
かけがえのない存在をもっと愛せるきっかけになるような
そんな灯火になれたら、幸せです。
 
(Vocal 藤田リュウジ)
 
 
 
ゴージャスなアレンジの中を縫うように走るギター
デモ段階からプレイは割と固まっていてレコーディングでは音を一つ一つ置いていくイメージでプレイしました。
ソロはロックなエフェクター、ファズで違和感をエッセンスとして注入。
 
(Guitar 徳田直之)
 
 
 
いかにもプレシジョンベースにフラットワウンド弦を張りました!という音色です。この組み合わせは最も一般的なアンサンブル内ベースのらしくいて暗い音色です、ギターやピアノやストリングスなどの上物の華やかさをより引き立てつつもテーマの深い部分もあらわす音色と、暗くならないフレーズを意識しました。
 
(Bass 小倉大輔)
 
 
 
なんと言っても1番の聞きどころはこの楽曲の為にサイモンさんが用意した26インチのバスドラムのサウンド! 通常のライブやレコーディングで使用する20インチと比べて見た目もさることながら圧倒的な音の存在感! 踏んだ時の低音の広がり方や音の伸び方がとてもふくよかで楽曲のスケール感をより引き立てる存在になってます!
そしてメロディ、歌詞を伝える為にシンプルなプレイを中心としたなかでも要所要所で溢れ出るエモーションを感じながら聴いてもらえたら嬉しいです!
 
(Drums 小野田尚史)
 
 
 
02
 
 
 
2.halation
 
サッカーロシアワールドカップに向けて。
毎年どんどん暑さを増す日本の夏に向けて。
バンドの一番の生き甲斐であるライブをイメージして。
ホタバン最速テンポ、
最も疾走感のあるロックナンバーが出来上がりました!
サッカー少年だった幼少時代。
初めてスタジアムにサッカー観戦に行った時、あの地響きのような応援のリズムに
身体中が震えたあの感覚を忘れない。
最高の瞬間を閉じ込めよう。
oh! oh!
はやくライブで一緒に歌いたいー!!!
 
(Vocal 藤田リュウジ)
 
 
 
ライブで演奏するのが一番楽しみなアッパーチューン。
イントロから走り出す印象的な音色のギター。様々なエフェクトを駆使しそれらをリアルタイムにBassだいちゃんが操作するという合わせ技でレコーディングしました。
スタジアムロックバンド「ホタバン」です。
 
(Guitar 徳田直之)
 
 
 
疾走感!聴いてる人が一緒に歌いたくなるような疾走感。この曲は今作唯一チューニングを一音下げて演奏しています。下げることによって音に厚みが出る分重みも出てしまうので疾走感を一番注意しました。僕が所有してるベースの中で音のレンジが一番広いATELIERZのベースの音を歪ませてギターのようにドライブさせました。
ギターのシンセのような音、多数のエフェクターとレスリースピーカーでかなり加工しています。録音時はリアルタイムで僕とサイモンさんでエフェクターの操作をしてました、ギターのその独特な音色も聴きどころです。
 
(Bass 小倉大輔)
 
 
 
この曲はこれから夏に向けてLiveでお客さんと一緒に盛りあがれるアッパーな曲があったら良いよね!っていう話からスタートした一曲。
イントロから今までのホタバンとは一味違うロックなプレイで実際のレコーディングもかなりの熱量で始まり、それでもメロディーと歌詞はしっかりとホタバン
テイストで世界観を作っています。
過去1番激しく、熱いドラムと、そんな中どこか吹き抜ける風を感じてもらえたら嬉しいです。
 
(Drums 小野田尚史)
 
 
 
3.ビューティフル
 
僕たちのライブで最も定番となっている、歌わない日はほとんどないこのナンバー。
サイモンさんのピアノプレイとコーラスが新しい風を吹かせてくれました。
今回のシングルは、2018年新体制となって初の全国リリース音源。
改めてホタバンというバンドの魅力を伝えたい。
そんな想いからの再収録です。
これからもずっと歌い続けよう。
 
ちなみにサイモンさんはオーディションの時、この曲の開始10秒で選出を心に決めてくださったそうです!
感謝!
 
(Vocal 藤田リュウジ)
 
 
 
ホタバンを代表する一曲。
サイモンさんのピアノ&コーラスで新しく彩られた
今のホタバンが放つビューティフルです。
 
(Guitar 徳田直之)
 
 
 
以前に作品にしたことのある曲であり、ホタバンで一番好きな曲と言っていただくことが多い曲です。
今回サイモンさんにはプレイヤーとしても参加していただいてます。
 
 
03
 
 
以前に作品にしたことのある曲であり、ホタバンで一番好きな曲と言っていただくことが多い曲です。
今回サイモンさんにはプレイヤーとしても参加していただいてます。
メンバー内で大きく演奏で変わっているところはありませんが同じ楽曲でも人と同じで少しずつ一緒に成長しています。間違いなく過去最高のビューティフルです。こちらもお気に入りのATELIERZのベースで録音しました。
 
(Bass 小倉大輔)
 
 
 
過去にもリリースをした事があり、かつLiveでも定番曲のこの一曲!
初めてのレコーディング当時から今までのLiveで感じてきた自分なりのこの曲に対するエモーションをドラムのダイナミクス、フレーズに変えて、よりLiveに近い生々しいレコーディングになりました!
そしてポップな中にもどこかこの曲のもつはかない「ビューティフル」を彩っているサイモンさんのピアノプレイにまた一つ、この曲の世界が広がった気がします。
 
(Drums 小野田尚史)
 
 
 
4.この夜をとめないで
 
名古屋大阪、柏横浜。
全国4カ所を周るホタバンと磯貝サイモンの名付けてホタ貝ツアー。
このツアーで書き下ろしの新曲をコラボレーションでつくろうと話し、
いくつかのイメージを共有しました。
僕は懐かしいフォークソングのような、
キャンプファイアーで輪になって歌えるような曲がいいなと考えていたのですが
サイモンさんともそこがピッタリ一致!
スタジオでセッションをしていたら、
どんどんメロディが生まれ約2時間であっという間に完成してしまいました。
 
“ルーツ”“原風景”のチカラって本当に偉大だ。
僕たちの大好きな、エバーグリーンソングス。ハーモニー。
ラストの合唱パートは、もちろんツアーの景色を想い浮かべてつくりました!
一緒に肩組んで歌えたらいいね!
 
(Vocal 藤田リュウジ)
 
 
 
映像がみえてきそうな一曲。
シンプル is ベストなギタープレイを心がけて。ギターソロは割と古典的なエフェクター、トレモロをチョイスしてみました。
 
(Guitar 徳田直之)
 
 
 
04
 
 
 
色が見えてくるようないなたい感じです。このいなたさを出すにはモダンなベースよりヴィンテージのベースの方が合うのでGibsonのEB-2をお借りして弾きました。自然に歌詞が頭に入ってくるようなあたたかいサウンドがポイントです。
 
(Bass 小倉大輔)
 
 
 
この曲は見事に楽曲勝ち!メロディ、歌詞がすべてのサウンドを呼んでいたのでサイモンさんと何度も楽器を変えてみたり、チューニングを変えてみたりと理想のサウンドに近づけて行きました!
実際にサウンドが出来上がってくるとドラムプレイもそのサウンドに呼ばれるようにしてフレーズが出来上がっていき、この曲のもつポップで暖かな雰囲気を表現出来たと思います!そしてアウトロでのみんなのコーラスはまさに今回のレコーディングの日々を締めくくるにふさわしい、素敵な想い出が詰め込めたと思います!
 
(Drums 小野田尚史)
 
 
 
 
 
 


 
FullSizeR-3 藤田リュウジ●千葉・柏育ちのシンガー&ソングライター / 初代かしわ音楽大使 / ホタルライトヒルズバンドVocal / 柏MUSIC SUN 代表
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita
 
 
 
 

 
 
 藤田竜史「夢力(ムヂカラ)」
 最終回「音楽と夢」
 第11回「感動と夢 ~NEWチームホタバンスタッフ馬場恭一&藤田駿編〜」
 第10回「THANKYOUと夢 ~THANKYOU MUSIC編〜」
 第9回・特別編「Messengerと夢 ~片寄明人編〜」
 第8回「敬意と夢 ~南部一樹編〜」
 第7回「絆と夢〜熱血ベーシスト&野球コーチ・小野広一編〜」
 第6回「時代と夢~FOREVER YOUNG編〜」
 第5回「自由と夢 ~サックス奏者&音楽スクール代表・瀬戸郁寛編〜」
 第4回「感謝と夢 ~フェスティバルオーガナイザー・藤田竜史編〜」
 第3回「真心と夢 〜ビデオカメラマン・鼻和俊編〜」
 第2回「家族と夢 〜hair design Veranda・藤原夫妻〜編」
 第1回「愛と夢〜赤色のグリッター・佐藤リョウスケ編」