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こんにちは、藤田竜史です。
YUMECO RECORDS連載【夢力】と書いて“ムヂカラ”、第11回目の投稿です。
もう一度、夢の力やエネルギーを信じるべき時代になりました。
何か一つのことを“こうでありたい”と信じる力。
うつくしいものを“うつくしい”と追い求め続けるエネルギー。
それは感動を生み出すコア。つまりは価値の始まり。
どんなにちいさな灯りでも、そこに価値を与えるアイデアと愛情。
そんな【夢力】に焦点を当ててお届けするヒューマンストーリーコラム。
今回は、2016年に向けて新たに結成されたチームホタルライトヒルズバンドのニュースタッフ、馬場恭一氏と藤田駿氏の2人に焦点を当ててお届けします。
 
今までの僕らを見てきてくれていた皆さんには改めて紹介の意味合いも込めて、
新しく僕やバンドを知る方にはこんな夢を持ったチームがこれからエバーグリーンポップスをつくり響かせていくんだと知っていただくために、
キャラの濃いチームですが、どうかご一読のほど宜しくお願い致します(笑)。
 
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先日の2015東京ワンマンコンサートの様子。応援ありがとうございました!

 
12月9日、渋谷ラママ。
「We are messengers」と名付けられたワンマンコンサートが終わり、2015年秋からスタートしたニューチームのファーストツアーが幕を閉じました。
 
先月の記事でもお伝えした通り、「THANKYOU MUSIC」という新しいレーベルの第一弾アーティストとしてホタルライトヒルズバンドが選出され、渋谷の大ビジョンでミュージックビデオが流れたり、各地レコード店での分厚いプッシュ状況など、これまでぼくたちがインディペンデントに活動してきた頃と比べると遥かに恵まれた規模での展開に良いスタートを実感しています。
 
それは単純に予算が増えたとか、後ろ盾の保証が出来たとか、そんな安易なことではなく、チームとしてバンドとして、全員が今までよりずっとずっと具体的に、有機的に、自分たちの音楽を届けるための“アイデア”について、しっかりとわかりやすく話し合い実行することが出来た結果でした。
 
細かくミーティングを重ね、それぞれが目的意識を持って臨んだアルバムリリースとそれに伴うツアー。まだまだ改善すべき点は山のようにあるけれど、ひとまずスタートラインに立った今、見えてくる2016年はとても明るく希望に満ちています。
 
そんなニューチームにおける、A&R馬場恭一(ババキョウイチ)氏と現場マネージャー藤田駿(フジタシュン)の2人の「夢」を聞きました。
 
 
▼馬場恭一氏プロフィール
 
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●生年月日:1982年5月30日
●出身地:渋谷生まれ西東京育ち(悪そうな奴から大体逃げがち)
●好きな音楽:PUNK、SKA、HARDCORE、METALはルーツです(思い切りAIR JAM世代なので))他にもPOPS、CLUB MUSIC、HIP HOP、RAGGAEも聴きますし、カッコイイと思った音楽ならジャンルに関係なく好きです。勿論、ARIGATO MUSIC/THANK YOU MUSIC所属アーティストの楽曲もカッコイイ! 事務所で好きな音楽を垂れ流す時があるのですが、周りのSTAFFから流している音楽ジャンルの幅が広すぎると言われます(笑)。
●好きな女性のタイプ:この人いいなぁと思う女性は高確率でショートカットです(無意識)
●音楽の仕事をするようになったキッカケ:10代の頃からバンド活動をしていて、よく出演していた大好きなライブハウスが高円寺にあって、そこで当時組んでいたバンドの解散ライブもしたのですが、バンドは解散してもずっと音楽に携わっていたいという思いが強く、当時の店長に「ブッキングの仕事をさせて下さい!」と志願してライブハウスで働き始めた事が音楽の仕事をする最初のキッカケです。後に店長となりライブハウスの仕事を続けていたのですが、並行して新たにバンドを組み、バンド活動もしていて、活動を続けている内にインディーズレーベルに所属する事になり、自主での活動では考えられなかった位多くのサポートをして頂き、感動をおぼえた事は今でも忘れません。
 
ライブハウスの仕事を続けて数年経ち、自分の気持ちの変化を感じる事が多くなりました。良いと思ったアーティストがより大きな舞台へと飛び立っていく姿を見る機会も増え、嬉しい反面、まだまだ関わっていきたい、アーティストにもっと深く関わって大きくしていきたいという思いが強くなり、少し歯がゆさを感じている時期でした。その矢先、働いていたライブハウスが入っていたビルが火事になり、様々な事情が重なり閉店せざるを得ない状況になってしまいました。これは本当にショックで、自分はこれから一体何をしたらいいのか分からないといった状態でした。
 
気持ちの整理がつかない状態でしたが、音楽から離れたくはなかったので、音楽スタジオでアルバイトを始めました。その事を所属レーベルの社長に伝え、暫くバイト生活を送っていると、ある日突然社長から連絡があり、「アパレルブランドの音楽イベント制作をする事になったので、手伝わないか?」とお誘いして頂きました。スタジオバイトは朝から夕方までだったので、その時間以外で、毎月定期で行われる音楽イベントのレンタル機材調達、イベント時のアーティストアテンド、出演するアーティストのインタビュー記事作成等、色々な仕事をしました。必然的にレーベルの社長と会う機会も増え様々な話を聞いたり、裏方の仕事の魅力を身をもって体感する事で、レーベルスタッフとして働きたい。これからは僕もアーティストを発掘して育てていきたい、アーティストと一緒になって頑張っていきたい、そういった仕事をしたい!という気持ちになり、幾度となく社長に働かせて欲しいとお願いして、レーベルスタッフとして働く事となりました。
 
それから数年経ち、ARIGATO MUSICが発足しアーティストマネージャーを経験させて頂きました。その後、ローソンHMVエンタテイメントとARIGATO MUSICの新レーベル、THANK YOU MUSICが立ち上がり、現在、販促、制作、A&Rを担当しています。
 
 
Q.幼い頃、一番最初に描いた夢はなんですか? またそのきっかけはなんですか?
 
A.確か小学生位の時だったと思いますが、警官になりたいと思っていました。キッカケは、幼い頃に知らない女性についていってしまい、夜遅くまで砂遊びをしていたのですが、心配した家族が警察に連絡して探して欲しいと依頼していたらしく、警官が僕を見つけてパトカーで警察まで連れていってくれたのですが、僕は警官に怒られると思っていて怖がっていたのに対して、「何もされなかった?」「もう大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれて、幼いながらになんてカッコ良くてたくましい人なんだ、この人はヒーローだ! と思った記憶があります。おそらくそこに影響されて誰かを助ける仕事をしたかったんだと思います。
 
ですが、後に小学生の時につけていた日記を酔っ払った母親が眺めていて、警官になった自分の絵が書いてあるページがあり、その吹き出しに「出血多量だ!すぐに助けよう!」と書きたかったのだと思うのですが、何故か「ひどい出血病だ!」と書いてあったのを母親が発見して爆笑しながら「あんたに警官は無理ね!」と言われて諦めようと思いました(笑)。
 
Q.夢は見るものだと思いますか?叶えるものだと思いますか?
 
A.アーティストを担当した時にまずアーティストがどういった夢を描いているかを聞くようにしています。その夢をどうやって最短で叶えてあげられるかを考えてロードマップを作ると、数ヶ月後の夢、今年の夢、来年の夢、といった感じで夢が細分化されます。なので、見る事、叶える事どちらも大変重要だと思っております!
 
Q.近い未来、もし夢が買えるようになって寝る前とかに手軽に選べるようなシステムが出来たらどんな夢を買いたいですか?
 
A.ARIGATO MUSIC/THANK YOU MUSIC宮殿があり、そこでDJプレイして好きな音楽を爆音でかけてアーティストもファンの方々も何も気にすることなく全員笑顔でみんなが踊り狂っている夢を見たいです。できれば食事、お酒付き。これ高いのかなぁ〜…。ものすごくハッピーな空間だと思うんですけどね。
 
Q.夢という字を見て誰を真っ先に思い浮かべますか?
 
A.瞬間的に思い浮かべたのは、アーティスト、スタッフ、所属アーティストのファンの皆さん、家族です。みんな笑っているイメージが浮かびました。
自分は欲深い人間だな 〜と思うのですが、「夢」という字をしばらく見ているとある事ない事色々思い浮かべてしまいますね(笑)。
 
Q.今、あなたの一番の夢はなんですか?
 
A.僕に関わる全ての方々に感動を提供し続ける人間になる事です。
 
 
▼藤田駿氏プロフィール
 
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●生年月日:1990年2月3日
●出身地:広島県生まれ
●好きなもの:カープ・サンフレッチェ・STAR WARS・あだち充の漫画・島根県
●好きな音楽:スキマスイッチ・MONKEY MAJIK・踊ろうマチルダ・柴田淳・広瀬香美・MAROON5
●好きな女性のタイプ:最近は佐藤栞里が気になってます。
●音楽の仕事をするようになったキッカケ:
中学生の頃、買ったばかりのコンポでスキマスイッチのデビュー曲「view」を聴いたときが全ての始まりかもしれません。とにかく、その時今まで聴いてきた音楽とは何かが違う! と衝撃を受けていました。まだMDの時代、本当にディスクが壊れるまでスキマを聴き続けるくらいにドハマりし、音楽を聴くことの楽しさを体感していました。
 
その後、島根県の大学に進学。そこで弾き語りサークルなるものに入部し、ギター弾き語りを始めたことも大きな転機でした。そこで、音楽を演奏する楽しさに目覚め、勉強そっちのけで友達とギターを弾き続けていました。プロになりたいという気はほとんどなく、ただただ楽しくやっていました。
 
そのうち、就職活動の時期が訪れ、それなりに一般企業の説明会などに行くも、全くやる気を出せない状況が続きましたがそんな時、ふと自分のやりたいことを今一度考えてみたところ、音楽業界に入ることだなと思いつきました。そして、全く何の知識もない自分が音楽業界で働くにはどうしたら良いのか考えた結果、専門学校に入ろう! という結論に達し、大学卒業後一年間お金を貯めて、上京し、専門学校のミュージック・ビジネス科に入りました。その後、今の事務所社長にお誘いいただき、アルバイト期間を経てARIGATO MUSICの一員となることが出来ました。
 
 
Q.幼い頃、一番最初に描いた夢はなんですか? またそのきっかけはなんですか?
 
A.大人になること(笑)。5歳上の兄や近所のお兄ちゃんお姉ちゃんたちとよく遊んでいたのもあって、年上に対する憧れが強かったんです。なので、早く大人になりたい!と漠然と思っていました。
 
Q.夢は見るものだと思いますか? 叶えるものだと思いますか?
 
A.叶えようとするものだと思います。もちろん夢は叶うのがベストですが、自分の夢を叶えようと努力するその過程が大事だと思うので。
 
Q.近い未来、もし夢が買えるようになって寝る前とかに手軽に選べるようなシステムが出来たらどんな夢を買いたいですか?
 
A.広島東洋カープが日本一になる夢。優勝の瞬間をマツダスタジアムで見届けたい!! 更に言えば、サンフレッチェとカープがダブル日本一なんて日が来たらもう…。
 
Q.夢という字を見て誰を真っ先に思い浮かべますか?
 
A.社長を中心としたTHANK YOU MUSIC(ARIGATO MUSIC)スタッフの皆さん。THANK YOU MUSIC(ARIGATO MUSIC)は“素晴らしい音楽を生み出してくれるアーティストとその音楽に感謝し、一人でも多くの人に感謝して頂けるような音楽を届けたい。そして“その音楽を聴いてくれる皆様への感謝を忘れない”という理念を持っています。アーティストと音楽に感謝し、一緒に夢を叶えていこうという信念を持って日々邁進する先輩方の姿は僕の目標であり、憧れでもあります。
 
Q.今、あなたの一番の夢はなんですか?
 
A.ホタバンを日本で知らない人はいない国民的バンドにすること。そして、その国民的バンドになったホタバンのスタッフとして恥じない自分になること。
 
Q.最後に、ホタバンと活動していく中で最終的にたどり着きたいビジョンや野望はありますか?
 
A.5番でも少し答えましたが、ホタバンを老若男女問わず聴く人全ての人の心を打つバンドにしたいというのが一番の野望です。加えて、今「Mr.Children」に多大な影響を受けて音楽を始めた“「ミスチル」チルドレン”と言うべきミュージシャンが多数いるように“「ホタバン」チルドレン”をいつか輩出出来れば最高です。そうして、トップミュージシャンを目指して駆け上がっていく成功体験をアーティスト・スタッフそして、ファンの皆さんと共有できたとき、僕は「夢が叶った」と思えるのかなと思います。
 
 
 
僕が一番彼らと仕事をし始めて嬉しかったことは、『感動』が最終到達地点だという意識をしっかりと共有できた事です。音楽を生み出し届けていく最大の目的は、ぼくは感動だと信じています。それ以上でもそれ以下でもない、感動するという事の美しさは何物にも代え難いもの。
 
『Hello my messenger』というアルバムが発売され、より一層ぼくは音楽が一方通行であってはならないという意識になりました。つくり手だけではなく、作品を売るレコード店のスタッフさん、実際に生活の中で聴いてくれるみなさん、ひとりひとりの気持ちがきちんとmessengerしあうことによって生まれる結束がさらに深い感動を音楽の中に呼び起こす。
 
エバーグリーンなぼくらのポップスをこれからより多くの人たちに伝えていくため、馬場くんと藤田くんは必要不可欠な存在です。彼らにはしっかりとその『輪』が見えている。
 
今回の柏タワーレコードで限定展開したレターセットのメッセンジャー特典も彼らによる発案。CDに封入特典として便箋と封筒を入れ、お店の中に設置したレターボックスポストにメッセージを書いたものを投函していただくとメンバーから直接返事が来るというものです。
 
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12月いっぱいまで受け付けているこの企画。このレターボックスポストが音楽とバンドとリスナーのみなさんを繋ぐ大切なワンアイテム。言葉にするとシンプルだけど、こういう真心の1つ1つが積み重なって音楽の中に生まれる信頼は本物です。まだもう少しだけ受付時間はあります。是非柏タワーレコードをのぞいてみてくださいね! お返事書くのが楽しみです。
 
2016年、
より高みを目指すこのニューチームホタバンが
どんな成長を見せていくのか。
まだまだ駆け出しの僕らだけど
こんな時代だからこそ、
 
《感動を楽しむチカラ》
 
今年、何度も綴ってきた夢への想い。
 
感動と夢はいつも隣り合わせにあり、
互いを探し求めているような気がします。
 
出逢わせてあげよう。
 
あって当たり前の事なんて
何一つないのだから、
 
真面目にコツコツ、ひとつずつ。
 
いいチームなんです。
 
ぼくはソングライターとして、
それを音楽に落とし込んでいくことが一番の仕事。
 
みんなの顔が見える。
ピアノが弾く音の粒が、
心になって
 
届く。
 
 

◎今月の夢歌詞・名曲選◎

毎月、藤田が厳選した夢にまつわる名歌詞をご紹介!
 
山﨑琉凪 「Sunset」

 
 
笑ってほしい
ただ笑って
夕焼けはいつだって滲んでる
でもいつかいつか
いつか 絶対
はっきり見える 見えるから
 
 
現役高校2年生、山﨑琉凪さんの自主制作CDをプロデュースしました。まっすぐな瞳に飾らない誠実な言葉、とにかく歌が好きという心に溢れた歌唱。まだまだこれからという始まったばかりのシンガーソングライターですが、これからの琉凪ちゃんの成長が楽しみで仕方ありません。17歳が綴った本当の言葉の響き。夢が当たり前のように夢だったあの頃の感情とリアル。是非聴いてみてください。何か大切な気持ちを思い出させてくれます。
 
 
ホタバン2016年ツアー決定‼
【hello my messenger TOUR2016】


 
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1月23日(土)柏DOMe
*磯貝サイモンツアー2016のオープニングゲストとして出演します!
1月29日(金)横浜BAYSIS
2月4日(木)高松DIME
2月5日(金)広島Cave-Be
2月7日(日)福岡INSA
2月10日(水)仙台enn 3rd
2月17日(水)名古屋APOLLO BASE
2月18日(木)大阪JANUS
3月5日(土)渋谷La.mama ※ツアーファイナル!
 
各地、対バン形式でのイベントとなります!
チケットなどの詳細は近日公開。
 
乞うご期待‼
 
 
 


 
profile_fujita藤田竜史/フジタ・リュウジ●ホタルライトヒルズバンドのボーカル。
大阪出身柏育ちの1985boy。水瓶座O型。柏MUSIC SUN実行委員代表 / hotal light soundsプロデュース(赤色のグリッター/浮遊感チエ/polly)。
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita