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こんにちは、藤田竜史です。
YUMECO RECORDS連載【夢力】と書いて“ムヂカラ”、第10回目の投稿です。
もう一度、夢の力やエネルギーを信じるべき時代になりました。
何か一つのことを“こうでありたい”と信じる力。
うつくしいものを“うつくしい”と追い求め続けるエネルギー。
それは感動を生み出すコア。つまりは価値の始まり。
どんなにちいさな灯りでも、そこに価値を与えるアイデアと愛情。
そんな共振する【夢力】を持った人たちに焦点を当ててお届けするヒューマンストーリーコラム。
今回は、ぼく藤田率いるバンド、ホタルライトヒルズバンドが
新しく所属することになった新レーベルTHANKYOU MUSICについて。
街のひとつのバンドがはじまりのアイデンティティを持ち合わせたまま
さらにその先へと活動を展開していく今この時の心境について。
改めて自分の夢について。
まさにTHANK YOUという気持ちを込めて綴っていきたいと思います。

 
 
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先日、こんな記事が各ニュースサイトにアップされました。
http://www.hmv.co.jp/newsdetail/article/1511201031/
 
 
「ローソンHMVエンタテイメント」と「ARIGATO MUSIC」による新レーベル「THANK YOU MUSIC」が設立され、僕たちホタバンがその第1弾アーティストに選出されたのです。
 
兼ねてから僕たちのマネジメントを個人的に街の同志という形で手がけてくれていたジュンさんが、ローソンHMVエンタテイメントに所属したことから、すべては始まりました。
ジュンさんは、ひとつの街からバンドを生み出し、街とともに音楽を育てていくというスタイルを貫くため、常にインディペンデントな姿勢をメンバーと一緒につくりあげてきました。
そこで出逢ったのが、「ARIGATO MUSIC」というレーベルの存在です。
「ARIGATO MUSIC」のスタッフの皆さんは、とにかく“唄”という言葉に可能性を集約し、ネット社会が音楽業界にも溢れるこの時代だからこそ直接会いに行く、演奏しに行く“体験”の重要さを常に掲げていました。
地方への細かなキャンペーンや応募制無料イベントの企画、各地方ラジオ局さんとの親密な関係。
あえてひとつの価値観として東京主義を外し、各地方都市での絆を大切にしたまさに“感謝”の気持ちを軸とした音楽の展開方法に、ぼく自身、新しい時代への風を感じていました。
古風な音楽プロモーション方法や、スタンダードな形にとらわれない自由とそのダイナミックさに惹かれ、ホタバンもARIGATO MUSICのイベントへとよく出演するようになっていった。これはすごく自然なことだったように感じます。
 
なぜなら僕たちがつくる音楽が目指す、心と心をつなげるミュージック。
 
ひとつのメロディとメロディが出逢って生まれるヒューマンなハーモニーを、ひとつのチームとしてさらに広く、さらに親密に共有できる。
そんな未来への期待が日々大きくなっていったからです。
 
今回、『hello my messenger』というニューアルバムをリリースするにあたりバンドはこの作品に対して心からフレッシュな感覚を持っていました。
プロデューサー片寄さんとの有機的なセッションを重ねていく中で、本当に音楽的な気持ちの中から、このアルバムで必ず結果を出したいという素直な強い想いがメンバー全員から生まれてきていたし、これが広く世の中に対してのファーストアルバムになるという予感もすごくあった。
 
この大きなチャンスに対して、行動する勇気をくれたのは、僕たちの野心というよりかは出来上がった音楽そのものの中に大切なエネルギーがあったように思います。
 
この出来上がった作品をベストな形で世の中に提示したい。
 
メンバー、スタッフ、みなの形がひとつになり今回の【THANKYOU MUSIC】という結晶が出来上がったのです。
 
ぼくらは、2011年、地元柏にcafé line recordsを立ち上げてここまでインディペンデントに活動してきました。
Café lineという実際の飲食店を活動の基盤とし、ボーカル2人は現在もそこでスタッフとして働き、“柏から全国へ”をモットーに街へと根差した新しい音楽活動をスタートさせました。
作品の流通業務のみを他社に委託し、原盤権を自分たちで所有しながら営業や宣伝とここまで全国へアルバム3枚をリリース。
ツアーもすべて実費で周りながら、当然赤字という状況の中、情熱と音楽への真心だけは失うことなく進んできたこの4年間。
たくさんの人にお世話になりながら、少しずつホームタウン柏という街の中での認知度はあがっていきました。
 
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駅を降りれば僕らのバンドのミュージックビデオが流れ、各飲食店でのポスター掲示や週末の音楽イベントへの参加。
感謝しても仕切れないほどの協力体制が整っていく中で大きくその活動をまとめ、さらに飛躍させるきっかけになったのが、2014年に立ち上げた「柏MUSIC SUN」というサーキットフェスです。
このYUMECO RECORDSでも何度となく語ってきたこのミュージックサン。
柏という街のための街による音楽イベントを自らがオーガナイズすることで、普段関わることのできなかった市の方々やオフィシャルな関係性が問われるポイントへの友好的な介入、そしてツアー先で出逢っていくバンドたちへのホームタウン招待チケット。
様々な役割がこのイベントから生まれ、そして未来へと成長していくきっかけを得ることが出来ました。
 
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そして満を持して今回、THANK YOU MUSICの立ち上げから第1弾アーティストとしての所属という新しいチャンスを手にし、さらなる展開へとバンドは向かうことになります。
 
まだまだ物語は始まったばかりですが、ここまで積み重ねてきた小さなひとつひとつは本当に無駄なことなど何ひとつなかったと言えます。
 
活気ある街に、活気ある良質な音楽は必要不可欠だとぼくは言い切れます。
音楽をエンターテイメントさせるのも、エンターテイメントと音楽を結びつけるのもすべては、人の心次第。
日々生活している同じ街に暮らす人たちが、誇りに思ってくれるような名曲だったり、ワクワクするようなイベントだったり。
そういうものをこれからもぼくはつくっていきたい。
 
柏と言えばホタバン。
街が生み、育てたバンド。
 
これを全国のミュージックフリークへと届けていくことが今も確かなひとつの目標です。
 

 
パンザマスト。
思えばこの夕暮れの合言葉からすべてははじまりました。
柏にしかない“お家にお帰りなさい”のチャイムを現す言葉です。
この曲をつくり、ミュージックビデオをつくり、ここで出来た絆は何者にも代えがたい輝きを放ち、今もそれは育ち続けています。
 
人と人が出逢う音楽。
これ以上にブライトでストロングなものはないと考えます。
 
ぼくらは今、ツアーをまわっている最中です。
福岡のホテルの鏡の前、決意表明のような気持ちでこのコラムを綴りました。
 
THANK YOU MUSIC第1弾アーティストという名に恥じぬよう、いつも心に音楽へのリスペクトと感謝を抱き続けながら、そして故郷への愛と 野望を掲げ続けながらさらなる高みへと進んでいきます。
 
2016年、第3回柏MUSIC SUNの開催が5月22日(日)に決定致しました。
 
ぼく、藤田はさらにこの街で音楽を通して何が出来るか、どんな風に貢献していけるのかを、真剣に考え活動し続けていきたいと思います。
 
 
ふるさとがあるから、
旅に出れる。
旅をするから、
またふるさとを愛せる。
 
 
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タワレコ柏さんとのコラボポスター誕生!柏アーティスト初の快挙です。


 
そして、こんな素晴らしい企画が柏の街で立ち上がりました。
 

 
 【第1回柏まちづくり文化賞開催のお知らせ】
 「柏まちづくり文化賞」は、柏駅周辺地区におけるまちづくりに貢献した活動や人物を表彰するものです。
 
 第一回柏まちづくり文化賞は、柏駅周辺地区まちづくり憲章策定プロジェクトと連動し、柏駅周辺地区への思いがよく伝わる、もしくは柏駅周辺をよく表現している作品を表彰いたします。
 
 まちづくりのアイデアや、将来の理想の姿など、あなたの柏駅周辺地区への思いを聞かせてください!
 皆さんの思いは「柏駅周辺まちづくり憲章」としてまとめます。
 
 あなたの作品が「明日の柏」をつくります。
 ※ まちづくり憲章とは、まちづくりの理念や指針を示すものです
 ※ 私たちが考える「柏駅周辺地区」は、柏駅を中心とした商業地域、その先の神社や学校、住宅街の広がる地域を含めた複合的なエリアです
 

 
 
シンプルに言うならば、世代を超えて歌い継がれる柏の新しいスタンダードナンバーをつくろうという動きです。
エッセイ部門にはあの、元スーパーカーのいしわたり淳士さん。メロディ部門 特別審査員にはなんとご縁もありGREAT3の片寄明人さんが。
 
私、藤田も関わらせていただく予定です!
新しいこの企画を、そして完成をお楽しみに。
 
http://www.kashiworld.com/
 
 

◎今月の夢歌詞・名曲選◎

毎月、藤田が厳選した夢にまつわる名歌詞をご紹介!
 

 
ホタルライトヒルズバンド「飛行船ミミ」
 
明星にのっていつかはきっと
届かぬ唯一無二になって
とびきり素敵に運命ってる
 
本曲のサウンドプロデューサー、片寄明人さんと話をしてとても印象に残っているのが、命の期限についてです。
いつ終わるか始まるかもわからない命だけど確実にここに生きる全員が死に向かっているという圧倒的な事実。
ならばどう生きる。
ならばどう音楽と向き合っていこう。
そんなことを改めて考え直しながら、書いたこの一文。
片寄さんのチカラをお借りして、ここまで高めることが出来ました。
 
 
ホタバン年内ラストライブはワンマンライブ‼


12月9日(水)渋谷La.mama
「ホタバンの東京ワンマン2015 〜We are messengers〜」
 
時間:18:30 open 19:00 start
チケット:前売¥2000円 / 当日¥2500
 
※本公演のホームページ予約を受付開始致しました。
手売りチケットorプレイガイドチケットをお求めくださりご入場いただいたお客様には、受付にて特典ライブCDRをプレゼント‼︎
・友香作 ハンドメイドプレミアムチケット(各ライブ会場、柏カフェライン店頭にて好評発売中)
・ローソンチケット Lコード:75455
・e+
ホタバンの東京ワンマン2015
 
 
 

 
 
  IMG_48014th Album『hello my messenger』
 1.hello hello
 2.飛行船ミミ
 3.ロンリーレイニーデイ
 4.スターライトセレナーデ
 5.花と未来
 AMHL-0001 / ¥1,800(税込) / in store now
 JAN:4562143910876 / Produced by 片寄明人(GREAT3)
 

 
 


 
profile_fujita藤田竜史/フジタ・リュウジ●ホタルライトヒルズバンドのボーカル。
大阪出身柏育ちの1985boy。水瓶座O型。柏MUSIC SUN実行委員代表 / hotal light soundsプロデュース(赤色のグリッター/浮遊感チエ/polly)。
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita