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こんにちは、藤田竜史です。
YUMECO RECORDS連載【夢力】と書いて“ムヂカラ”、第6回目の投稿です。
もう一度、夢の力やエネルギーを信じるべき時代になりました。
何か一つのことを“こうでありたい”と信じる力。
うつくしいものを“うつくしい”と追い求め続けるエネルギー。
それは感動を生み出すコア。つまりは価値の始まり。
どんなにちいさな灯りでも、そこに価値を与えるアイデアと愛情。
そんな共振する【夢力】を持った人たちに焦点を当ててお届けするヒューマンストーリーコラム。
第6回目に織り成す“夢力人(ムヂカラビト)”は、若干19歳の天才イベンター率いる弾き語りイベント「FOREVER YOUNG」。
なぜ今フォークなのか? なぜ今ティーンズが弾き語りイベントをやるのか?
その秘密に迫りました。
 
 
 

略してエバヤン。 毎月の好メンツから業界関係者の間でも話題を呼んでいます。

略してエバヤン。
毎月の好メンツから業界関係者の間でも話題を呼んでいます。


 
 
 
ぼくもフォークが大好きです。
高田渡、友川カズキ、加川良………。
あげればきりがないほど日本には素晴らしいシンガーたちがいらっしゃる。
メッセンジャーたちがつくりあげたひとつの“時代”がありました。
ですがこのアイドルブームやエレクトロ中心の現代音楽シーンにおいて、究極の生演奏とも言えるフォークに焦点をあててまっすぐにイベントを立ち上げたFOREVER YOUNG。
イベントのホームページにはこんな文章が掲載されていました。
http://foryoun2015.wix.com/forever-young2015
 
 
 
FOREVER YOUNGは、毎月下北沢風知空知にて開催される自由な弾き語りイベントです。
このイベントの夢は中津川フォークジャンボリーの様な野外一大イベント。目標は、代々木野外音楽堂でのフリーフェスです。
弾き語りを、フォークとまとめているのでは決してなく、弾き語りイベントをやるのならば、フォークジャンボリーの様な、日本の歴史に残るイベントを目指しています。
楽しみに来てくれたお客様のその楽しみの想像を超えるようなイベントを創造していきますので毎月、宜しくお願い致します。
 
FOREVER YOUNG代表
 
 
 
時代と逆行しているかのように見えるこの発想こそ、
より新しい時代をつくっていく思想なのではないか。
ぼくはとてもこのイベントの行く末に注目しています。
代表の若干19歳・古都ちゃんに聴きました。
 
 
 
Q.夢は見るものだと思いますか? 叶えるものだと思いますか?
 
A.叶ったら見えると思います。
 
 
Q.「FOREVER YOUNG」を、なぜ今この時代にやりたいのですか?
 
A.いま出来るから。
 
フォークソング全盛期にタイムスリップできたらいいなぁ。あの頃の曲たちを聴く人の年齢がどんどん上がってきて聴く人が少なくなっていく。今みたいに便利なものが、なかったからこそのクリエーティブな楽曲で、最高なんだよなぁ。そんな音楽を、若者に知ってほしいからやってます。知って好きにならなくてもいいけど、知ってる人が増えれば嬉しいな。なんで嬉しいのかな。フォークソングってみんなで歌うと最高なんだよ。代々木公園は、渋谷。若者の街でやる。
 
 
Q.今もしもボブディランやジョンレノンが生きていたら、どうしていると思いますか?
 
A.ボブディランは生きてる。ジョンレノンはどうしているんだろう。ワーイズオーバーかな。大統領になれるかも。だけど、本当はアクロスザユニバースもインマイライフも聴きたい。
 
 
Q.今の一般的なティーンエイジャーたちにとって音楽とはどういう存在だと思いますか?
 
A.おやつ
 
 
Q.それをどう変えていきたい?
A.ごはん
 
新宿西口に何千人も集まって岡林の歌をうたったあの時代が羨ましいけど、それは無理でもこの今の時代を引っ張ってくれるような、音楽があったらいいなぁって思う。あるなかな、あったら教えてほしい。それでみんなで歌いたい。歌えるかな。
 
 
 
藤田も出演した7月公演のフライヤー。 独特のキュートでポップなデザインは お笑い芸人の田中カタログ君が手がけています。

藤田も出演した7月公演のフライヤー。
独特のキュートでポップなデザインは
お笑い芸人の田中カタログ君が手がけています。


 
 
 
すでに堂々たる風格を持ち合わせた彼女のスタンスと、
会場の風知空知が持つ独特の自由な空気。
選び抜かれた出演者たちの確かなメッセージと歌声があわさり、
イベントの認知度は加速度的に上がってきています。
 
“こういうイベント あったらいいのにな”
 
そんな願いを叶えてくれたポイントがどこかにあるんだろうな。
ぼくも出演していて自由な気持ちになれます。
際限の無い自由とはまた少し違った、表現としての自由が。
日々思考したり言葉を追い求めて模索し続けるソングライターたち。
FOREVER YOUNGでいう“フォーク”という括りは、音楽ジャンルとしての名前ではなく
ひとつの音楽に向き合う自由な心を言うのだと思います。
音楽に対してフォークであることとはどういうことを言うのだろうか。
僕は本当の意味での“自由”という気持ちをこのイベントに教えてもらっている。
そう感じます。
 
時代とともに、人間と音楽の関係性、互いの役割は変わっていくように思いますが
人間がいて、音楽がいる、
その真ん中にある感動の中心点はこの先も揺れ動くことはないとぼくは思います。
感動の生み出される場所やきっかけが多様化しているだけです。
そういうとこはもっと原始的に。
自由で気楽にやろうよ、酒でものんでさ。
そんな風に、70年代のフォークは僕たちに優しく話しかけてくれているように思います。
きっとFOREVER YOUNGに流れるエヴァーグリーンな空気も
こんな思想に近いところから生まれるのでしょう。
 
7月の公演中、MCでとっさに自分の口からこんな言葉がでました。
 
『お客さんは今 自分の鏡のようです』
 
あとで録音を聴き返した時、
あーなるほどなと思いました。
 
ぼくがうれしく唄えば きっと空気もうれしく、
ぼくがかなしく唄えば きっとあの子もかなしく
 
だからこそ音楽はそんなシンプルな感情たちの向こう側へ
うれしい・たのしい・さみしい・かなしい
そのひとつ向こう側にあるsomethingを探して
旅をするのだろうと。
 
それぞれの時代を生きてきた人たちがひとつの会場に集い、歌に想いを寄せる。
言葉、ギターの響き、そんなFOREVER YOUNGの在り方が
これからどんな風に世の中へ広がり伝わっていくのか。
そしてこのイベントからどんなニューヒーローが誕生していくのか。
楽しみで仕方ありません。
 
時代が夢をつくった歴史があるとするならば
 
今はきっと
夢が時代をつくっていく
そんな時なのだと想います。
 
FOREVER YOUNG、
下北沢の小さな場所からはじまったこのエネルギーがまっすぐに広がり
ありそうでなかったムーヴメントをつくりあげていってくれることを、
心から願っています!
 
最後に、エバヤンのリハーサル中にポロポロ弾き語っていたら大元のテーマが出来た
とある新曲の歌詞を掲載します。
 
FOREVER YOUNG、
あなたも一度遊びに来てみてください。
ココロオドル現象だけがMUSICじゃない、
深く自分の湖の中を覗き込むような
潜るように音楽と向き合う時間に、誘われますよ。
 
 
 
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灯火(歌詞:藤田竜史)

 

なんにもないから 朝まで煙草に火をつけて


なんにもないから 始発まで 川沿いを歩いて


なんにもなくてもとりあえず なんとかなっている


なんにもなくても生きていく


君と生きていく


 

どうにもならないことだけ 許してごまかして


どうにもならない言葉だけ 残された灯火


どうしようもなくあなたを 果てまで傷つけて


どうしようもなくさまよって 電車に飛び乗って


 

なんにもないから朝まで 煙草に火をつけて


なんにもないから始発まで 知らない街歩いて


 

なんでもないから涙まで うれしくなってきて


なんでもないから明日まで とりあえず頑張ってみようと


 

とにかくまあ


生きてみようと


 
 
 
 

◎今月の夢歌詞・名曲選◎

毎月、藤田が厳選した夢にまつわる名歌詞をご紹介!
 
 
赤色のグリッター「海より」
 
大きな空を抱きしめて
海より深い君と あの波に夢をのせて
誰もいない空の上で君と二人で
気が済むまで君とあの波に夢をのせて
 
 

 
 
赤色のグリッター新曲の「海より」は、
弾けるようなサウンドに乗せたどこか懐かしい気持ちにさせてくれるメロディー。
そこに綴られたのは20歳ならではの等身大かつドリーミンな歌詞。
あの波に夢をのせて………海が好きなソングライター佐藤君ならではの“夢”の捉え方にグッときます。
今度彼と釣りに行く約束をしている(笑)。
 
 
 
 
《速報》
 
8月20日(木)に行われるFOREVER YOUNG vol.6 スペシャルツーマンライブ@下北沢風知空知に、藤田竜史の出演が決定しました‼
ツーマンのお相手は、長いこと道を共にしてきた同世代シンガー、“石崎ひゅーい”です。
お席の予約は現在受付中ですが、すでに半数以上のご予約をいただいているとのこと。
以下のアドレスからフォームにアクセスし、必要事項を記入してメッセージを送信してください。
 
http://foryoun2015.wix.com/forever-young2015#!contact/c24vq
ご予約はお早めに‼
 
 
 
《夏の演奏日程》
8月4日(火)名古屋アポロベース(ホタバン)
8月20日(木)「FOREVER YOUNG vol.6」下北沢風知空知 石崎ひゅーい × 藤田竜史
8月30日(日)「光が丘サマーナイトガーデン」南柏麗澤大学特設ステージ(ホタバン)
 
 
 
 
 


 
profile_fujita藤田竜史/フジタ・リュウジ●ホタルライトヒルズバンドのボーカル。
大阪出身柏育ちの1985boy。水瓶座O型。柏MUSIC SUN実行委員代表 / hotal light soundsプロデュース(赤色のグリッター/浮遊感チエ/polly)。
ホタルライトヒルズバンドHP http://hotaban.com
藤田竜史ソロHP http://edamamekumajiro.wix.com/ryujifujita