YUMECO的にあけましておめでとうございます!
先日の上野三樹さんのご挨拶にもありましたが、なぜかなぜだかYUMECOは2月が区切りになっていますね。今年もわたくし、ゆるやか〜にお世話になる所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。今期の連載陣もキャラが濃すぎて、楽しいですね!
 
さて今回は、タイトルの通り、i GO (アイゴー)がVSMYBLUES(ヴァーサスマイブルース)に変わったよというお話しをさせてください。
 

i GO改め、VSMYBLUES

i GO改め、VSMYBLUES


 
「12月某日、今池HUCK FINNでのワンマイライブをもって9年にわたるi GOとしての活動に幕をおろし、VSMYBLUESに改名する」というアナウンスがあったのは昨年の10月頃でした。それを聞いたとき、(ぶっちゃけそのときも彼ら主催の「野田ロックフェスティバル」という内容が濃すぎるのにフリーというありえない野外イベントで名古屋に居たんですけど…)ラストライブは名古屋だけどなんとかして観に行こうって決めてました。解散するわけじゃないから本当の意味での「最後」ではないんだけれど、 Vo./G.茜谷有紀さん以外は結成当初とメンバーが変わりながらも9年間続いてきたバンドが改名するって、やっぱり大きな節目だから。実は前回の記事で書いたカフェとの別れ話(言い方!)は、i GOのワンマンの翌日で、本当にこの年末年始の節目ラッシュはすごかったです。自分以外のあれこれが迎えた節目だけど、自分に影響を与えてきた人や物事とのある種の別れや区切りは、良くも悪くもそれなりに戸惑うものでして。個人的にも、もう一生会えないっていう重みの別れもあったり、「人生ってば一筋縄じゃないよなー!」と思ってばかりのここ最近です。
 
と、横道に逸れるのはここらへんにしといて、本題にいきましょう。
 
i GOは2006年に結成された、茜谷有紀さん、G.野田昌吾さん、Dr.吹原靖紀さんにサポートベースを加えた4人組のロックバンドです。活動拠点は名古屋。名古屋ってほんっとに超独特の土壌がありますよね。そう思いませんか?音楽のジャンルやバンドのタイプはさまざまだけど、ひとくせもふたくせもあって、人間くさくて、スマートじゃなくて(いい意味で‼)、それでいて、シャイなんだけどどこか人懐こくて、なによりあったかい人たちが多い。なんかわかんないけどあったかい。ぜったい平熱高いと思う。隣にいるだけであったかくなりそう。i GOもそう、暑苦しいくらいだと思う、でもそれがいいですよね。ライブ超かっこいいし!!(テンションの上昇とともに著しく語彙を失う私)
 
 
 「UNDER THE RAINBOW」

 
「UNDER THE RAINBOW」は、2013年11月に発売されたミニアルバム『TRUE or FALSE』に収録されています。2011年の震災後すぐに東北に向かい、その後も現地での縁をつないで幾度となく再訪していくなかで彼らに芽生えた「これからを生き抜いていくこと」について、強く歌われている作品だとわたしは思っています。i GOの曲たちは、一貫して前しか向いていないんですよね。言い過ぎかなあ、でも、それってすごいことだと思うから。全身がいろんな状況に撃ち抜かれて蜂の巣状態でズタボロだとしても、仁王立ちどころか突進し続けていきそう。一度信じたからには、裏切られるリスクがあっても信じ続けていそうだし、落ち込んでる暇があったら走れよってどつかれて発破かけられて、でも熱い手でやさしく背中を押してもらってる気がする。って思ったままに書くと、週刊少年ジャンプの主人公のような人物像が出来上がるけど、私はi GOからいつもそんな勇気とか元気をもらっていました。
 
 
 「反動

 
それから、なんといってもi GOはライブが超ミラクルスーパー素晴らしいのですよ。演奏じたいもさることながら、熱いパワーに心をえぐられながら自分もそうだしまわりを見渡してもとにかく笑顔が絶えないのです。あの空間はどこか魔法じかけ。人柄なんだろうなあ〜人柄が出ちゃってるんだろうな〜。そして、さっきまで超かっこいい演奏をしていた人と同一人物とは思えない、野田さんの柔らかい口調で繰り広げられる秀逸なMC…。今なんとなく思い出そうとするだけでにやけてしまいます。
 
i GOからVSMYBLUESに改名したのは、うまく言えないけど、『TRUE or FALSE』を経て、これから歌っていきたいことができたからなんだと思う。MCでも言っていたし、茜谷さんのブログにも「悲しいことを悲しいと言ってるだけじゃ何も変わらない。そこから這い上がってくるパワーに希望を込めるような、そんな歌を歌っていきたい」と書いてあって、さんざん熱弁してきたとおりi GOの存在自体にそれを感じていたけど、メンバー自身のなかでもっと確固たる信念がここ数年で芽生えたのだろうな。自分自身との戦いは続くし、走り続けるし、己の中で曲げないと決めたことを胸に強く抱き続ける。それから、とにかく楽しく生きる。そんなモットーを私は彼らから勝手に感じています。
 
それからもうひとつ。散々、勇気付けてもらってるって書いてきたけど、もうひとつあって、なんだか自分の心の声を聞いているような気がするんですよね。何かと対峙しているときの自分の本当の声を聞いているみたいなんです。負けそうになっている自分を鼓舞し続けるもうひとりの自分。茜谷さんが歌っているんだけど、それは転んですりむいた膝をたたいて払って前を向こうとしている自分の声なのかもしれないって錯覚する。だから、i GOを聴くともっと強くなれるような気がするのかもしれない。吹原さんのドラムってものすごく安定感がありつつ一打一打が頼もしいというか、演奏のなんたるかを知らない素人の言葉で申し訳ないのですが、響きに安心感がある。そして一歩一歩を確実に踏みしめているような自信も湧いてくるようで、そんな印象も彼らに感じる心強さに間違いなく関係していると思う。
 
さて、長くなりましたが、i GOのラストは12月ではありませんでした(笑)。渋谷LUSHとゆかりがあることから「最後に渋谷でも」となったとかで、正式な最後は今年の1月24日。ワンマンでその告知があったときは正直ずっこけたけど、結論、どっちも行けてよかったと心底思った次第です。初期作品から時系列的にみっちりじっくり3時間やりきったワンマンは胸いっぱいで楽しめたし、LUSHの日は対バンが明日、照らす・Theキャンプ・杉本惠祐(ex.シャビーボーイズ)というここは名古屋ですかという面々に、こってこてな大阪のSummer Babesという組み合わせで、だからなのかな〜わかんないけど、あくまでワンマンでひと区切りをしたあとでこの日はご褒美っていうか、(私にとって勝手な)アンコールっていうかもう無心で楽しんでいい日だよっていう気がしたんですよね。だから、両方行っていたわたしは本当にお得だったっていう自慢です。えへへ。
 
それにしても、変わらないところは変わらないままで、どんなところが変わるかな。でもこの3人(とサポートで支える仲間たち)なら、これからもきっとわたしの心強い味方でいてくれると思うし、信じちゃう。ちなみにVSMYBLUESとしての初ライブはすでに決まっていて、3月8日(日)に名古屋のHUCK FINNで彼らの企画「EARTH VS MYBLUES」が開催されます。i GO時代の曲もやりながら、新しい音楽がこの夜鳴り始める。東京に来てくれる日も心底お待ちしております。引き続きよろしくお願いいたします。
 
■3月8日(日) 今池HUCK FINN
「EARTH VS MYBLUES」
VSMYBLUES / NOT A NAME SOLDIERS / 東狂アルゴリズム / TWO FOUR
 
VSMYBLUES official website http://vsmyblues.com/
 
 
 
 
 
IMG_1051いとうさわこ●都内で働くだいたいなんでもオッケーな30歳のOLです。追伸ですが、名古屋のワンマンも渋谷の本当のラストのあとも、なぜか「アンテナ」(2008年発売の2ndミニアルバム『WE GO! YOU GO!』に収録)がしばらく頭から離れませんでした。彼らの楽曲でも随一のポップなこの曲の、<涙で明日が見えない夜も 君がすぐにみつけられるように 僕はいつもアンテナを一番長くのばしてる>というサビのフレーズが、心に自分だけのヒーローを抱(いだ)いているような気がするからなのかもしれない。