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お久しぶりです。元気ですか?
 
今年の夏は水族館に行ったり、水族館のようなところに行ったり(形容しがたい施設)、「海が見たい」と言いだした祖父を乗せてアクアラインをただ通過して海ほたるにだけ寄ってみたり、例年より海に近づいた年でした。水族館のようなところに行ったとき、近くの海水浴場につながっていたのでちょっと出てみて、足先だけ海にインしたんですが、真夏の海ってぬるいのですね…衝撃でした。
 
さて、秋です。「30歳」にまつわることをYUMECO RECORDSに書き過ぎなんですが、これで最後にするので、許してくださいね。わたしは今日(10月25日日曜日)、LOST IN TIMEの6月に出たアルバム『DOORS』のツアー「TOURS」のファイナルを観てきました。終わりたてほやほや、1時間半しか経ってないなかでこれを書いています。ほんとうに素晴らしいライブでした。一曲目の「366」が鳴って、海北さんの第一声が聞こえた瞬間に、「ロスト史上、今が一番好きだこのやろー!!!」って心の中で絶叫していました。そんで、嬉し泣きしていました。
 
この「ロスト史上最高!」という想いは、はっきりと実感してるけど2010年にリリースされた『LOST & FOUND』以降から毎回毎回節目のライブごとに刻まれ、更新し続けている。そして思うのは、ロストを知らない人、なんなら日常生活でたいして音楽を聞かない人、反抗期を迎えて毎朝おばあちゃんとデッドヒートを繰り広げる隣家の中坊、などなど老若男女問わず誰しもを誘って、観てもらいたい思った。「全米ナンバーワンヒット」や「日本中が涙した」なんて映画も、べつに主演俳優の大ファンだけが観てるわけじゃないじゃないですか。話題になってるから。なんとなく。みたいな動機じゃないですか。なんか、そんなノリで観て欲しいとおもった。浅い言い方ですみません。だって損してるもん、ロストを観てないの。それを救ってあげたいんだわたしは、嗚呼。
 
MCで海北さんご自身もおっしゃってましたが、昔の曲たちがほんとに文字通りライブを重ねるごとに「成長」を続けていて、新旧織り交ぜられるセットリストがなんの違和感もなく、(語弊がないといいけども)「あー懐かしいあの曲ー」じゃなくて、いまこの瞬間の鳴り方をしている。これが素晴らしい何よりの要因だと思う。色褪せないとかじゃないんだ、「この瞬間」のことなんだ。物もどんなに古くたって使い続けている限り生きているっていうか、今の自分の気持ちで向き合って触れている限り、それは脈を打って体温を持って生き続ける、それを実感した。紛れもなく、今の自分であるなかで。「教会通り」も「列車」も「26」も「羽化」も「手紙」も、今の彼らの曲なんだなあと思わされました。ライブが終わって、胸がいっぱいで、ちょっと放心して、恵比寿から明治通りを渋谷に向かって歩きながら、家に着いたら革靴をひっぱりだして全部磨いてやろうって思ってた。明日からの一歩一歩をもっと確かなものにしていきたいから、って。
 
さて冒頭に書いたとおり、「30」にまつわることを。
 
ロストインタイムの超名曲「30」がこの世に生まれたときにわたしは28歳で、来たるべき三十路に不安混じりで想いを馳せながらこの曲を歌ってくれたロスト先輩に背中を押してもらった気がして「うっす! おら、がんばるっす! 待ってろ三十路ぃ!!」的にみなぎって、YUMECOでも記事を書きました。そして時は経ち昨年11月からついにロードを歩き始めたわたくし、今回の本編終盤に差し掛かったあたりでやってくれた「30」を聴きながら、すごく色んなことがあったこの1年のことをめまぐるしく回想していました。もうすぐ30歳が終わるわたしは、4年半お世話になった会社を辞めることにしました。いまとこれからのことをよく考える日々のなかで、たまたま、ほんとたまたま偶然みつけた募集にビビッ(古い)ときて応募して、竜巻にうまいこと乗っちゃって軽やかに引っ越しが完了したみたいに、信じられない速さでものごとが動いた。
 
次の仕事は、なんだかずっと思い描いていた、自分の生きてる時間をこう使いたい、からだをこう使いたいって思うことをやらせてもらうんですが、大学を卒業して紆余曲折を経て早7年くらい、勉強していたことを生かせるかもしれない仕事に就くことになりました。それも、今までの仕事それぞれで得た経験を合わせてやっていくような仕事です。漠然としたものいいですけれど(笑)。人生って面白いなあとまたしても他人事のように、しかししみじみと思っている日々です。そんないま「30」を聴いた私はどうだ、まだ見ぬ未来に負けるもんかと鼻息荒くしていた28歳のころとはまたちがったみなぎりかたをしている。もちろんまだ諸先輩がたの足元に及ばないくらいヒヨッコではありますけれど、なんかちょっとこう、浮き足立ったそわそわ~みたいなのじゃなく、「やってやりましょう。ハッハッハ」みたいな気分です(どんなだよ)。
 
そんなわけでもうじき31歳。30歳の最初と最後で、まったく違う場所にいて、まったく思ってなかった未来を見つめている。先輩たちもこうやって生きてきたんだなあ。私も私なりに、息切れしながらも頑張っていきたい、あくまで、私なりに。実は前日の10月24日には現在Poet type.Mをやっている門田匡陽さんの祭「festival M.O.N -美学の勝利-」でBURGER NUDSとGood Dog Happy Menを観ていて、ロストを含めたこの3バンドは高校生~大学生の多感な時期にどっぷり浸かっていた時期があったから、てっきり「高校生や大学生のわたし」がヒョッコリ出てくるかなーって思ってた。やっぱり出てくるもんだから、その頃に聴いていたバンドを久しぶりに観たりすると。ちなみにそれは別に悪いことではないんだけれど、でも、出てこなかった。家に着いてから、頬をつねっても逆立ちしてもスキップしても階段から飛び降りても、30歳のわたしだった。これも、つまり、そういうことだ、彼らが生きてるから、私も生きてるから、懐かしんでる場合じゃなくて、鼓動を感じて未来を見ている。未来を見られるからこそ、なのだろう。こんな想いをさせてくれて本当にありがたい。わたしは、今日も生きてる。嬉しい。
 
今日はそんな感じです。
 
 
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おまけ。いまだかつて見たことのない姿で寝ていた東山動植物園のカバ。愛しい。

 
 
 
 
 


 
sawaいとうさわこ●もうじき三十路ファーストステージのファイナルを迎えるオフィスレディです。無事に誕生日がきたら、冬が本気出しはじめる季節に間違いなくサーティーワンのアイスクリームをダブルで(コーンで)食べることでしょう。31歳でサーティーワン食べるっていうベタなやつ、やりたかったんだよね~。