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4月の終わりに会社の農場で行われたバーベキューに息子を連れていきました。収穫体験をさせてもらって大満足。「また行きたい」と言われて母は転職してよかったと思ったのであった。

 

漢字が思い出せない


洗髪中にムラカミハルキ氏の「キ」の字がどうしても思い出せなくて軽くパニックになった。オットの友人に子どもが生まれ、その子の名前からいろいろ連想して、「ハルカ」とか「ハルキ」っていいよね~と思ってから、ハルキ、ムラカミハルキ、ハルキ、春、キ…紀?記?喜?いや絶対にどれも違うってわかっているんだけどどうしても正解が出てこなかった。ハルキスト(今もう言わない?)として自負している我ながら、「キ」が出てこないってどうかしてる。いやそれ以前に私の脳って、これ大丈夫? 失われていく一方だとは思っているけど、さすがにこれってまずくない? と必要以上にコンディショナーを洗い流しながらどうしても思い出せなかった。

太ももに指でなぞる。全然思い出せない。いやもうこれ絶対今月のゆめこの冒頭これで書くしかないじゃん、となんとなく指をカタカタ、と動かしてみたら、脳内でハルキが「春樹」に変換された。どうなんっとるんよ、私の脳。これがデジタルネイティブ…いやデジタルネイティブって私よりももっとずっと若い世代。文字を手で(ペンで)書かなくなっているんだな、と痛感したできごとであった。まとめとしては、脳トレしたほうが良さそう、あと日々に余白をなんとか作らないとそろそろ爆発しそう、という懸念を付け加えておこう…。

さていつもながらでかい独り言ではじまりましたが、2か月振りでございます。みなさまはお元気ですか? 記憶が薄れたりしているけれど、私は元気でやっています。四月もこれまた怒涛に過ぎていきました。息子は進級したのみでとくに新生活の変化がなかったことだけは幸いで、私はというと昨年転職してからの仕事が一つどでかい山場を迎え、色々仕込みの佳境だったり、東北に行ったり、あいかわらずドタバタしておりました。泊りの出張に送り出してくれたオットに感謝です。

 

整理整頓が苦手な私とオットのストレス


もともと超O型人間な私は衛生面、水回りの掃除とか洗濯とか肉や野菜が腐ってないかとかがなんとかなってたら死にゃせん、と思っていて、それはそれはつねに雑然としている我が家。しかしその真反対に生きる(生きたい)超A型かつミニマリストのオットが発狂しかけていた。お気の毒に、と思っていたけど、だからといって片づけなきゃ、とは悪いけどあんまり思わなかった。ところが、事態は思っていた以上に深刻だったようで、真剣な話し合いの場が持たれたのでした。

私は整理整頓が苦手で、だいたいざっくりで生きてきたところがある。子どものころからすっきりとした部屋が数日と続いたことがない。子どものころって、1年に何回か「大掃除」が強いられる事態があると思うけど、まじめに取り組んだのは年末だけで、年末というか大晦日にいっきに片づけをして、新年をいい気分で迎えられたら、それでリセット完了。オーケー、1年の厄は落ちた、新しい日々だ! と、またいつもの暮らしが始まる。

新年のひんやりとして背筋が伸びる空気は大好きだった。「ほら、それが片付けの醍醐味なんだよ! それが続くんだよ!」とさわこBが言ってるけど、なかなかどうして、続かないのである。ただ、オットが受けているストレスが先述の通りこのど鈍い私の想像をはるかに超えていたようだったので、これからはすこしずつ頑張りたいと、思ってはいるんだけど…。本が好き、雑貨が好き、音楽が好き!という、どう考えても物が増えていく未来しか見えないんだけどどうしたらいいだろう。趣味は人生、簡単に捨てられない。

高校からの友人に、とてもシンプルな超美人がいる(2児の母)。何がどう、とかじゃなくて、もう、存在がスッと美人。無駄がない。彼女は私と同じく本も雑貨も音楽も好きだけど、家はとても片付いて持ち物が少ない。本も読んだら売るか、そもそも電子書籍で読むようになったと何年も前に言っていた。彼女は贅肉もない。ずっと全然ない。20代に買ったというすごくタイトなダウンジャケットを数年前の冬に会った時に着ていたので、体型もずっと変わらないよう。彼女に会うと、自分がいかにいろいろとプラスアルファで生きてるのかと思い知る…。

 

軽くなって満ち足りたい


話がとりとめもなく広がっていってしまうけれど、しばらくのキーワードは「手放す」になりそう。年末に祖父を亡くしてから徹底的に落ち込んで浮上していくさなかに、藤井風さんの「満ちてゆく」のMVが公開され、耳にしたときに自然と涙が出た。〈手を放す、軽くなる、満ちてゆく〉という歌詞にえぐられた人はきっと多いと思うけど、手放すことで心が満たされる、その本当の意味を人生の後半で知っていくのかなと思っていたりして(藤井風さんまだ20代半ばなのにぜったい前世の記憶あるでしょ、と思っちゃう厚み)。

今年40歳を迎えるし、次の扉の向こうに持っていくものを整理しはじめてもいいのかもしれないと思っているところ。四月はバタバタしていたら終わっていて、同じく一瞬で過ぎ去っていった五月。さあ梅雨、そして地獄の夏が始まるぞ…。元気出していきましょう!

 
 
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五月初旬に早くもじゃぶじゃぶ池が解禁されており、子どもは歓喜、親は悲鳴…。

 
 
 
 


 
sawaいとうさわこ●都内に住むパラレルワーカー(おかん業含む)です。ゴールデンウィークはオカン業務がんばりました。乗り鉄な息子を車両基地の見学会に連れていくべく課金し帯同、さらにはYoutubeで見てから息子が気に入ってしまい何度も行ってる他県の大きい公園にも行きました。まさかの5月初旬だというのにじゃぶじゃぶ池が始まっていて、オージーザス。息子は始めこそ我慢していたけど、帰るころ半泣きで水に入りたいと訴えてきたので許可しました。その日で一番楽しそうでした。