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私のiPhone SE第二世代ちゃんではこれが限界だった、中秋の名月、の前日(前日かーい)。
YUMECO RECORDSトップページに夜の写真が並び、秋をお知らせいたします。


とある夏の晩、オットが会社の飲み会で夕飯が要らないというので、自分の仕事を終え、息子を保育園でピックアップしてから、思い付きで自転車を走らせ、回転寿司屋さんにインした。3歳半を過ぎた息子は外食でも暴れることが減り(ゼロではない。笑)ものすごく出かけやすくなった。イヤイヤ期真っ只中、センパイオカンたちに「もうすぐ楽になるから」と言われるたびに小さく呪いをかけていたけど(やめろやめろ)、当社比本当に楽になった。夏休みも終盤でさらには金曜日の晩ということもあり、スイミング帰りとか子どもだけとか子連れを口実に親同士が集まって飲み散らかしてる(言い方)とか、いろいろな団体がいた。我が家と同じように母と子どもの家族が隣に座り、コーラと寿司は合うかとかやっていて、平和だな、と思った。

食事を済ませ外に出るともう20時前で、酷暑もこの時間になれば幾分かマシ。気分よく自転車を漕ぎ出すと風が気持ちよく、家までまあまあ距離はあるけれど足取りは軽くて、なんだか無敵になった気がした。ああ、この感じ、近頃の私にはこれが足りてなかったんだ、と漠然と感じる。ナイトクルージングを口ずさみながら坂を上って下りてを繰り返し、ひたすら住宅街を駆け抜ける。息子がまだ小さくて前の椅子に乗っていたころ、私の歌は息子に筒抜けだったので、「かーか、なにうたってるの」と聞かれたりしたけれど、今は大きくなって後ろの席に乗っているから、私の歌は、聞こえていない。息子は息子で、大好きなYOASOBIの「群青」を歌っていた。この歌が出てくるときは彼の気分がいい証拠。自転車に乗りながら会話がしづらくなったさみしさもあるけれど、それぞれの時間を過ごしているのが何とも言えず心地よかった。

夜の風、環七にきらめく自動車のあかり、もう閉まりそうなバスの整備場、人がいない公園。いつもと違う景色をみながら子どもがふと「とくべつ」とつぶやいた。「とくべつ」。以前YouTubeで海外のアニメを見ながら「とくべつって何?」と聞かれたことがあった。内容は忘れたけど文脈としては「あなたはお母さんの宝物!」みたいな「超大切」感(説明が雑)と、「いつもはできないけど、今日だけオッケー」な「スペシャル感」の説明をしたような気がする。そのとき子供がつぶやいた「とくべつ」は、どんな意味だったんだろう。いつもと違うことをしている実感があったかな。お母さんはきみと過ごした夜の時間を、宝物だと思ったよ。


この流れで話し出すのがあってるかわからないけど、さんざん(プロフィール覧をコラム化して)言ってたELLEGARDENのライブに、無事、参戦しました。当日は1年間でこの日だけは絶対休んじゃだめっていう日とぶちあたり、直前まで息子から始まった風邪リレーをもらって中耳炎になって突発性難聴になったりと絶望オブ絶望だったけど、なんとかその日を迎え、調整して、開演ギリギリにマリンスタジアムに駆け込みました。その日のことを書きたいと思ってこの1か月半を過ごしていたけど、なぜか書き終えることができずにいます。書きたいのに書けない。行ったよ、楽しかったよ、それでいいのに素直になれない。これは何の気持ちなんだろう。ちょっと年内にこの感情を整理して完走したいと思っているので、そこはすみません、引き続き応援してもらっていいですか?

今月は、とりあえず元気です! ということをお伝えしたく、更新させてもらいました。応援してもらいっぱないで申し訳ありません。何卒、よろしくお願いします。

 
 
 
 


 
sawaいとうさわこ● 都内に住むパラレルワーカー(オカン業含む)です。ライブを見に行くことを「参戦」っていうのなんでなんだろう(笑)。懐かしい。ライブに行ってはmixiにライブレポ書きまくっていた(しかも帰宅直後執筆・アップの、某誌に負けない即レポ)あの頃が懐かしい。今やmixiのログイン情報すら思い出せないけど、アカウント消せてないので、まだ残ってるはず。