皆さまこんにちは。
 
どんどん夏に近付いてきてる日々。お元気ですか?
私は明日から地元、北海道の中標津でフェスに出演する為、少し涼しい場所に帰郷します。東京は30度近く、中標津は最高18度くらいの予想。
 
ちょうど新緑が綺麗な頃で、近所の公園ではエゾリスが走り回ってる頃です。カモの赤ちゃんも見れるかな。家族にも半年ぶりに会えるから楽しみ。
 
 
先週の第0回目の自己紹介から、今回はゲストをお呼びして第1回目の連載スタートです。
 
気付いたらもう3年もお世話になっているホタルライトヒルズバンド (愛称:ホタバン)さん。本当に沢山の成長するきっかけ、そして音楽をやる上でずっと大切にしていきたい視点を教えてもらいました。
 
今回このような文章を一ファンとして、仲間として、振り返りながら書かせていただけたこと、とっても嬉しかったです。
 
出逢ったきっかけから、特に色々なことを教わったコラボライブでの事。
 
色々なストーリーと共にお楽しみいただけたら幸いです。
 
 
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最初に知り合ったのはホタバンの皆さまではなく、ベース担当の小倉君。私が音楽を始めて確か2年目になろうとしてた2015年、私のライブサポートをお願いしたのがきっかけです。
 
ちょうどベースサポートを探していた時期、長年友人のシンガーまつもと尚こちゃんが「自信を持ってオススメしたい!」と、ホタバン小倉君を紹介してくれました。
 
それから数々のリハにライブ、2015年7月の「サヨナラ、またね」&去年3月ミニアルバム『cry』レコーディングチームとしても長年お世話になっています。
 
素敵な縁をいただいてから、サポート演奏をお願いしてまだ数回目の頃。ホタバン皆さまにも会ってみたい!と強く思うきっかけになった、印象的な出来事があります。
 
 
 
「サヨナラの音」という私の楽曲があるんですが、実は昔、少し構成が違ったんです。
 
出来て歌い始めのころ、なんだか違和感を感じていて、リハーサルでサポートメンバー達に打ち明けたところ、新しい構成やアレンジを提案してくれたんですが、結局迷い何が正しいかわからなくなってしまって。
 
そんなときに小倉君が「エナさんはとても言葉を大切にしているように感じるので、それなら、より歌詞が前に出る方向で考えていくのがいいんじゃないですか?」と。
 
その言葉にハッとして、おかげで今の構成が出来上がりました。もちろん他の方のお力添えもありますが、私はこの出来事で、曲の可能性がとっても広がったと思っているし、なにより、私が音楽で何を1番大切にしているか、すぐに汲み取ってくれたこと、本当に感謝しています。
 
そんな感性を持つ彼が所属している自身のバンド、ホタルライトヒルズバンド。
 
 
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素敵なんだろなぁと思い、曲を聴いたら、もう、めちゃくちゃ良い。いつかご一緒できたらなぁと思っていたら、今から3年ほど前、ホタバン主催サーキットフェス“柏MUSIC SUN 2016”にお誘いいただき、そこからホタバンさんとの親交が始まります。
 
数々のライブやラジオ、イベントをご一緒させていただいたり、3回程コラボと称し私の曲を全演奏していただき、お互いの曲を歌いあったり。本当に様々な形で関わらせていただき、沢山の事を学ばせていただきました。
 
なかでも2017年11月、“パンラジナイト vol.4 @ 柏DOMe”で初めてコラボライブをさせていただいた時。
 
いつも一人でライブをすると反省ばかりに引っ張られがちな私ですが、ホタバンさんの音楽に包まれ刺激されながら一緒に歌ったとき、びっくりしました、なんて楽しいことだらけ。
 
音楽がうまれていくさま、その時にしかない空気、きもち、景色、に出会えることの喜び、奏でていく瞬間うまれる煌めきをとにかく楽しんでるように感じて。
 
もしたとえばミスをしても、そんな時もあるさ〜って微笑んでくれる雄大さ。それさえも面白がる好奇心。
 
音楽って、どんなことも受け止めてくれるチカラがある気がしています。
 
喜怒哀楽、ゆがみ、僻み、痛みさえ。
 
信じてるもの大切にしたいもので、生まれる音楽は形を変えていく。
 
 
きっと日々色んな事を想い、経験されているのに、歪むことなくただまっすぐ、ホタバンの皆はいつだって、優しい光を信じ、希望を信じてる。
 
どんなに揺れ動いていても、大丈夫、君にはこんな素敵な表情があるじゃない、と笑顔を教えてくれる愛情深さ。
 
 
その日の帰り道、柏から反対方向の電車に乗ってしまったくらい夢心地でした。素晴らしいファンタジーを体験させてもらった、私も頭で考えてばかりいないで、どんどん面白がろう、その時うまれる揺れを怖がらないで。
 
音楽の世界を知っていくにつれて出来ないことばかり見えて臆病になっていた私を変えたのは、ホタバンさんとのコラボライブでした。
 
 
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それから何度か音を重ね、最近はGWの5月5日、柏高島屋で行われた“GWステモ音楽祭 Supported by 柏MUSIC SUN”に出演させていただいた時に3回目のコラボライブをさせていただきました。
 
相変わらずリハーサルの時からセッティング含め完璧に準備されていて、スタジオついて部屋に入れば私はいつも椅子に座るだけ。笑
 
和やかに始まったリハ、私の曲2曲また違うアレンジで用意してきてくれてる。ホタバンさんの曲「60億の世紀末エデン」私の良さがでるように対応してくれる。非の打ち所がないです。少しくらい、いじりたいけど、ない。
 
 
ちなみに小話ですが、本番前、私日焼け止めがなくて困っていたら、ギター担当の徳田君が「小野ちゃんだいたいなんでも持ってるから聞いてみるよ」と! 話を聞いたら、ドラム担当の小野田さん、女子が忘れがちなものまで持っている。櫛とかまで。女子力さえもあるバンド。。
 
ボーカル担当リュウジさんは浄土真宗のお坊さんの資格まで最近取得されていて、一体今後、このバンドはどれくらい豊かで美しい世界を創り出していくんだろう?
 
リハ後はおふざけしたり楽しいこと大好きな少年心満載の皆だけど。
 
こんな風にまで仲良くなれて個人的に本当に嬉しいです。
 
 
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本番は気持ちいい風が吹く中、緊張感あった場面もありましたが、満面の笑みであっとゆう間の25分。
 
 
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ホタバン皆さまにも今回、エナとコラボ通しての感想を伺わせていただきました!
 
あとは、かなり個人的に知りたかった、音楽やるうえで大切にしてることも聴いてみました。
 
 
【メンバーコメント】
①コラボライブ通して感じたこと
②音楽やるうえで大切にしてること
 

■Vo. / Key.藤田リュウジさん


①自分の気持ちを紡ぐことだけが歌詞じゃないと思ってます。


例えばメロディの周りに飛び交っているイメージたちを、翻訳して置き換えてみたり。物語の主人公に命を吹き込んで台詞を並べてみたり。


エナちゃんの歌世界には様々な切り口があって、
“エナ”という自分なりの表現者としての夢路と


現実世界を生きる当たり前の”エナ”としての温もりを、いつも誠実に誠実にひとつのスクリーンで描こうとしていて、すごく応援したくなります。


ホタバンとエナちゃんが一緒にやる時は、ファンタジックな側面が表向きは強くなるんだけど、時たまボロッとエナちゃんがリアルサイドにはみ出すような瞬間が好きです。


また共演やりましょう!


②匂い
(懐かしくていい匂いがする音楽をいつも夢見ています)



 
 

■Gt.徳田直之さん


①久しぶりに同じステージで演奏出来て幸せな時間でした! ホタバンとはどこか通じるものがあると感じていて毎回ナイスコラボです!


②友達と酒です。



 
 

■Ba.小倉大輔さん


①今回のコラボでエナさんにホタバン曲も歌っていただいたのですが「60億の世紀末エデン」という歌い回しがラップのような難しい曲を選んでくれました、エナさんの新たな面を見れましたよ。色々なジャンルのエナさんを聴いてみたいですね。


②大切なことはたくさんありますが一番っていうと健康です。

 
 

■Dr.小野田尚史さん
①これはいつも感じている事だけれど青空の下という事もあっていつも以上に楽曲に風が吹いていて、曲ごとにその風は青だったり黄色だったり色々な景色を見せてくれる事!


②ミュージシャンとして心掛けている事は自分がその楽曲に見ている景色をライブを見て、聴いているお客さんにも見せられる様な演奏をするという事。ドラマーとしてはボーカリストの方の息遣いを感じて、同じ曲でもライブ毎に違うその熱の波を感じる事。



 
 
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コメント本当に本当にありがとうございます(*_ _)
 
 
 
徳田さんが書いてくれたように、私もホタバンさんとは通ずるものがある気がしていて、これからも一緒にまたライブさせていただきたいし、欲をいうなら一緒に曲も作ってみたい。。勝手な願望ですが、私にとって希望とか夢をもくれるバンド。
 
そして、たとえ暗闇に入ってしまっても、ホタルのようにそっと柔らかく光の存在を教えてくれる、そんなホタルライトヒルズバンドさんが大好きです。
 
5月26日の8周年記念 & New Album発売ワンマンに行けなかったのが凄く残念でしたが、クラウドファンディング”エヴァーグリーンプロジェクト”での新しい風、沢山の温もりや想いが詰まったNew mini album『forevergreen』とっても楽しみです。
 
 
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偶然私もちょうど5月26日が音楽6周年目でした。
これからもよろしくお願いします!
 
 
 
 


 
 
 
ena_yumeco_0_photoエナ●歌手 / 作詞作曲家。3月16日生まれ。北海道中標津町出身。心のまま音楽をつくる為に服飾関係の仕事を辞め、2013年5月から歌手として始動。自身の心に耳を傾け紡いだ等身大の歌は素直で温かく、雪解け水や澄み渡った大空のような自然のままを感じさせる。Liveでは毎回、様々なミュージシャンをサポートに迎え、繊細に感情を詰め込んだ詞曲でカラフルに音世界(ストーリー)を描いていく。自身のライブの他、学祭、フェス等に出演中。
HP: http://ena-official.com