40歳って、何歳?
私事ですが(いつもですが)、40歳になりました。40年間生きてきた実感、ゼロ。精神年齢は10歳くらいで止まってる気がする。それでも振り返ってみれば、血の気も少なくなってきたし、仕事でもいい意味で第一線を退いているというか、若い子たちがいかに目一杯やれるかを支える方が性に合ってきていて、穏やかに生きている気はしている。ただ、本当に、40年って何年?状態。わ〜。YUMECOで30歳がどーのこーの書いてから10年ですよ。しょえ〜。
とひとしきり、混乱を文字にしつつ。10年の間にまた転職数回、チャゲアスが止まって、結婚して、子供が産まれて、コロナ禍があって、ELLEGARDENが再始動して、じいちゃんが旅立って…。って書くとそんなもの?って思う部分もありつつ、10年前は30歳だったけど10年後は50歳か〜なんて思ったりして。年齢なんて記号だぜ!派ではあるものの、やっぱり重いっちゃ重い。アタス、40歳になりました。
周りを見渡せば諸先輩方も当然その分年齢を積み重ねられておられるわけで、彼らがいろんなことを乗り越えながらもやっぱりいきいきとしている姿を見せてくれると救われる。自分も後ろの世代にとってそうでありたいと思うし、息子にとっても他のお母さんたちよりちょっと年上だけどうちのかーちゃんめっちゃ楽しそうって思ってもらえるように、やっぱり楽しく生きていきたいなと思います。あと周りのお母さんたちからも、あの人いいな、って前向きに思ってもらえる存在でありたい。
元気をだして for myself
とはいえ体は正直なもので、近頃この連載でずっと体調崩してると書き続けているけど、11月もガッツリやりました。実は今第二子を妊娠中でして、もう後期も後期なんだけど、普段だったら大丈夫であろうものにもしっかり当たって、自分一人だけ腸炎になったり、そこからの回復にやたら時間がかかったり、歩いていたら後ろから来た高齢者の方にすら「大丈夫?」と声をかけていただけるほど今にも崩れ落ちそうなよろよろの小股でしか歩けず、おお、これが40…! なんて何かにつけて言い訳に使っています。
そんな計算したところで、ではあるんだけど、自分が誕生日を迎えたときに母から「今年も祝えて幸せ」と連絡が来た。うちの母は私を20代半ばで出産しているのでまだまだ若くいてくれて、息子の出産時にも、今回の私の体調不良さえ、大活躍で我が家を支えてくれた。そしてこのあとリリース予定の第二子育児にも加勢する気満々でいてくれている。私は、第二子が40歳を迎える時に80歳か…。結構がつんと響く。しみじみする。出産を終えたらまじめに体づくりをすることをここに誓います。今度は本気です。
暖冬らしい
息子は2月生まれなのだけど、出産した日は本当によく晴れていた。そして三人部屋にもかかわらず2日目までは自分しか入院していなかったこと、そして珍しく? 母子分離の病院だったこともあり、とにかく日当たりが良い部屋で、ぼけーっと過ごせていた。定められた時間に起きて授乳しに行かないといけないのだけど、夜中に2回くらいすっぽかしたりして。その実家近くの産院も、時代のあおりを受けてか、24時間態勢を取るのが難しくなったという理由で昨年に閉院してしまった。その時点で出産予定はなかったけれど、ちょっと寂しかったな。今回は上の子のこともあり、自宅近くで産みますが、出産当日から母子同室予定で結構スパルタと聞いているので、体育会系の自分を呼び覚まして何とか食らいついていきたいと思います。今回もいいお天気だといいなあ。
晩秋生まれの自分にとって、今年の11月の暖かさはちょっとつまらない。けど近所の大きな公園のイチョウもしっかり色づいていて、ああこれを見るために秋を生きている、と思った。とっても綺麗な黄色。濃いめの水色の空とのコントラスト。コートの出番がまだまだ全然なくてつまらないけど、秋は秋。朝晩も多少冷え込むようになっていて、寝るときは別々のお布団にいた息子が朝方に私の方に潜り込んでくるのも幸せの象徴。安心して眠れることの幸福を地球規模で考えると本当に滅入る。逃げている訳ではないけれど、目の前の幸せの塊をしっかり抱きしめていかねば、と毎朝思っています。
さあ、2024年もあとひと月! 元気出していきましょう〜!
いとうさわこ●都内に住むパラレルワーカー(おかん業含む)です。まもなく産休にイン。人生2回目の仕事しない期間(いや育児に勤しむのですが)を前に、そわそわしております。何度転職しても、退職後にインターバルを設けず翌営業日から新しい会社に出社していたので、仕事しないということに慣れない…子供たちとしっかり向き合いたいと思います(白目)。